ふし【節】
1 棒状の物の盛り上がった部分。 ㋐竹・葦(あし)などの茎にあるふくれた区切り。 ㋑幹や茎から枝が出るところ。また、木材に残る枝の出たあと。「—のある板」 ㋒骨のつなぎ目。関節。「指の—」 ㋓糸...
フラッシュバック【flashback】
1 映画・テレビで、瞬間的な画面転換を繰り返す手法。登場人物の激しい心理や緊張した場面などを表現する。 2 過去の出来事がはっきりと思い出されること。逆行再現。→ピー‐ティー‐エス‐ディー(PT...
ふり‐かえ・る【振(り)返る】
[動ラ五(四)] 1 後方へ顔を向ける。振り向く。「背後の物音に—・る」 2 過ぎ去った事柄を思い出す。回顧する。かえりみる。「この一年を—・る」
ふる‐きず【古傷/古創/古疵】
1 以前に怪我をしたところ。古い傷のあと。「—が痛む」 2 以前に犯した罪や過失。思い出したくないいやな記憶。「他人の—に触れる」
ふる‐こと【古言】
《後世は「ふるごと」とも》 1 昔の言葉。古語。また、古伝承。「—に云はく、生児八十綿連(うみのこのやそつつき)といふ」〈敏達紀〉 2 昔の詩歌。古歌。「同じ—と言ひながら、知らぬ人やはある」〈...
ふる‐ものがたり【古物語】
1 昔の話。思い出話。「—にかかづらひて夜を明かし果てむも」〈源・橋姫〉 2 古い時代に作られた物語類。特に、源氏物語以前の物語類。「本歌に取ること、草紙には源氏の事は申すにおよばず、—も取るな...
ぶとうかい【舞踏会】
芥川竜之介の短編小説。大正9年(1920)1月、雑誌「新潮」に発表。ある老婦人が鹿鳴館の舞踏会でのフランス人将校との思い出を語る。ピエール=ロチの著作「秋の日本」に着想を得た作品。
ぶんぞう【文蔵】
狂言。太郎冠者が主人の伯父の家でごちそうになった温糟粥(うんぞうがゆ)の名を失念し、主人に長々と「源平盛衰記」の石橋山合戦を語らせて、その中の文蔵の名でやっと思い出す。
ほのおにてをかざして【焔に手をかざして】
石垣りんの第2散文集。昭和55年(1980)刊行。都会に一人で暮らす詩人の心に去来するさまざまな人々との思い出を綴る。
ほろ‐にが・い【ほろ苦い】
[形][文]ほろにが・し[ク]ちょっと苦みがある。なんとなく苦い。「—・い味わい」「—・い初恋の思い出」 [派生]ほろにがさ[名]