わす・れる【忘れる】
[動ラ下一][文]わす・る[ラ下二] 1 覚えていたことが思い出せなくなる。記憶がなくなる。「電話番号を—・れる」「—・れられない出来事」 2 何かに熱中してうっかり気がつかずにいる。「美しさに...
わずら・う【煩う/患う】
[動ワ五(ハ四)] 1 (煩う)あれこれと心をいためる。思い悩む。「両方の何れだろうかと—・って待っていた」〈漱石・それから〉 2 (患う)病気で苦しむ。古くは「…にわずらう」の形で用いることが...
わび【侘び】
《動詞「わ(侘)びる」の連用形から》 1 茶道・俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。→寂(さび) 2 閑寂な...
わび‐うた【侘び歌】
わびしい思いを詠んだ歌。「—など書きておこすれども、かひなし」〈竹取〉
わび‐こと【侘び事】
1 思いわずらう事柄。「あやしとや人は見るらむ—をたてぬきにして織る身と思へば」〈散木集・九〉 2 嘆願すること。「両方の—入り乱れて、親方駆け付け」〈浮・一代男・七〉
わび‐ね【侘び寝】
わびしい思いで寝ること。
藁(わら)にも縋(すが)る
せっぱつまったときには、頼りにならないものでも頼りにすることのたとえ。溺(おぼ)れる者は藁をもつかむ。「—思い」
わり‐ぜりふ【割台詞】
歌舞伎で、二人の人物が、関連のある長い文句をおのおの別の思いの独白として交互に述べ、最後の一句を唱和する演出。
われは‐がお【我は顔】
自分こそはという思い上がった顔つき。また、得意そうなようす。「—にて家のうちを飾り、人に劣らじと思へる」〈源・帚木〉
ワン‐マン【one-man】
1 他の人の意見や批判に耳を貸さず、自分の思いどおりに支配する人。独裁的な人。「—社長」 2 外来語の上に付いて複合語をつくり、ひとりの、ひとりだけの、などの意を表す。「—ショー」「—チーム」 ...