色(いろ)は思案(しあん)の外(ほか)
男女間の恋情というものは常識では判断しきれないということ。恋は思案の外。
恋(こい)は思案(しあん)の外(ほか)
恋は常識や理性では割り切れないものだ。恋は心の外。
虚仮(こけ)の後思案(あとじあん)
愚かな者は、必要なときに知恵が出ず、事が過ぎてから考えが浮かぶものであるということ。下種(げす)のあと知恵。
凝(こ)っては思案(しあん)に能(あた)わず
物事に熱中すると、冷静な判断ができなくなる。凝っては思案に余る。
し‐あん【思案】
[名](スル) 1 あれこれと考えめぐらすこと。また、その考え。「—が浮かぶ」「どうしたものかと—する」 2 心配。物思い。
しあん‐がお【思案顔】
考えこんでいる顔つき。また、心配そうな顔。
しあん‐てん【思案点】
⇒死点(してん)
しあん‐どころ【思案所】
思案すべき場合。思案のしどころ。
しあん‐なげくび【思案投(げ)首】
首を前に傾け、深く考え込むこと。「名案が浮かばず、—の体(てい)」
しあん‐なみだ【思案涙】
心配のため流す涙。また、思いあまって流す涙。「—に胸つまり」〈浄・氷の朔日〉