せか・す【急かす】
[動サ五(四)]「急(せ)かせる」に同じ。「そろそろ—・さないと遅れる」 [動サ下二]「せかせる」の文語形。
せか・せる【急かせる】
[動サ下一][文]せか・す[サ下二] 1 催促して急がせる。せきたてる。せかす。「仕事を—・せる」 2 じらせてあせらせる。「これまた米八(よねはち)に心を—・する手くだなり」〈人・辰巳園・三〉
せき‐あ・げる【咳き上げる/急き上げる】
[動ガ下一][文]せきあ・ぐ[ガ下二] 1 しきりにせきをする。せきこむ。「苦しげに—・げる」 2 涙がこみ上げてむせる。しゃくりあげる。「悲しみのあまり—・げる」 3 感情が高まる。「白状しけ...
せき‐こ・む【急き込む】
[動マ五(四)]心がせいて、いらだつ。ひどく急ぐ。「—・んで聞く」
せき‐ごころ【急き心】
気がせいて、いらだつこと。あせる心。「やや—になって繰り返した」〈菊池寛・三浦右衛門の最後〉
せき‐た・つ【急き立つ】
[動タ五(四)] 1 急ぎあせる。はやる。「—・つ心を鎮める」 2 興奮する。「新男爵は赫(かっ)と—・ちて沓のまま飛び上がり」〈魯庵・破垣〉 [動タ下二]「せきたてる」の文語形。
せき‐た・てる【急き立てる】
[動タ下一][文]せきた・つ[タ下二]物事を早く行うように強く催促する。急がせる。「仕事を—・てる」
せ・く【急く】
[動カ五(四)] 1 早くしなければ、とあせる。あせっていらだつ。また、あわてる。「気ばかり—・く」 2 呼吸が激しくなる。「息が—・いて苦しい」 3 せきたてる。急がせる。「何ものかに『今だぞ...
また・ぐ【急ぐ/速ぐ】
[動ガ四]待ちかねて急ぐ。はやる。「いつしかと—・ぐ心をはぎにあげて天(あま)の河原を今日や渡らむ」〈古今・雑体〉