かんせい‐かい【感性界】
感覚器官を介して得られる事象の総体。カント哲学では、感性的直観の形式としての時間・空間に規定された現象界。感覚界。→可想界(かそうかい)
かんせい‐ろん【感性論】
《(ドイツ)Ästhetik》本来、感性的認識についての理論をさしたが、転じて美学を意味する。
かんつう‐ざい【姦通罪】
夫のある女性が夫以外の男性と性的関係を結んだとき、その女性と相手の男性とに成立する犯罪。刑法第183条が禁じていたが、同条は昭和22年(1947)に削除された。
かん‐のう【官能】
1 生物の諸器官、特に感覚器官の働き。「—検査」 2 肉体的快感、特に性的感覚を享受する働き。「—をくすぐられる」「—美」
かんのう‐てき【官能的】
[形動]性的感覚をそそるさま。肉感的。「—な描写」
がしょく‐こちゅう【芽殖孤虫】
裂頭条虫の一種。成虫が同定されていないため、孤虫の名をもつ。人に寄生すると体内で出芽により分裂増殖し、きわめて高い致死率を示すが、感染例はまれ。感染経路や中間宿主は不明で、人以外の動物からも成虫...
ガロ
青林堂が発行していた漫画雑誌。昭和39年(1964)創刊。平成14年(2002)休刊。名称は白土三平の漫画「やませ」の登場人物「大摩のガロ」に由来。白土の代表作「カムイ伝」を連載したほか、水木し...
がんきゅうたん【眼球譚】
《原題、(フランス)Histoire de l'œil》バタイユが、オーシュ卿(Lord Auch)の筆名で書いた処女小説。1928年刊。球体をめぐる性的脅迫観念を描く。
キャッスルマン‐びょう【キャッスルマン病】
リンパ節が慢性的に腫大する病気。インターロイキン6というサイトカインが過剰に放出され、発熱・倦怠感・食欲不振・体重減少・発疹などの症状を引き起こす。1956年に米国の病理学者キャッスルマンが初め...
きょけつせい‐しんきんしょう【虚血性心筋症】
冠状動脈の慢性的な疾患により、心筋に十分な血液が供給されないため、心筋の機能が低下し、血液を全身に送り出す機能が著しく低下した状態。