門(かど)を塞(ふさ)・ぐ
不義理をして、その家へ行くのが恥ずかしくなる。「もはや方々の—・げた所で、どこへ無心言はうやうもないが」〈続狂言記・昆布布施〉
かなぐり‐す・てる【かなぐり捨てる】
[動タ下一][文]かなぐりす・つ[タ下二] 1 身につけているものを荒々しく取って放り出す。「上着を—・てて身構える」 2 全部捨て去る。「恥も外聞も—・てて懇願する」
か‐は
[連語]《係助詞「か」+係助詞「は」》 1 感動のこもった疑問の意を表す。…か。…のか。…かなあ。「おぼつかな野にも山にも白露の何ごとを—思ひおくらむ」〈新古今・秋下〉 2 反語の意を表す。…だ...
か‐ぶん【下聞】
目下の者に物事をたずねること。下問(かもん)。「我何ぞ—を恥じん」〈浄・傾城酒呑童子〉
かみにだん‐かつよう【上二段活用】
文語動詞の活用形式の一。語形が五十音図の「イ・ウ」の二段の音(または、それに「る」「れ」「よ」のついた形)で語形変化するもの。「エ・ウ」の二段に語形変化する下二段活用に対していう。例えば、「起く...
かり【借り】
1 借りること。また、借りたもの。特に、借金・借財・負債など。「—を返済する」⇔貸し。 2 人から恩義・援助・恥辱などを受けて、その報いをしていない状態。「この—はいつかきっと返す」⇔貸し。 3...
かわ‐はゆ・し
[形ク]《「かおは(顔映)ゆし」の音変化》恥ずかしさに顔が赤くなる思いである。「極めて—・くおぼえて」〈今昔・一九・九〉
かわゆ・い【可愛い】
[形][文]かはゆ・し[ク]《「かおは(顔映)ゆし」の音変化で、2が原義》 1 かわいい。「厭な犬だといわれるほど、尚—・い」〈二葉亭・平凡〉 2 恥ずかしい。おもはゆい。「いたく思ふままのこと...
かん‐がん【汗顔】
[名・形動]顔に汗をかくほど恥ずかしく感じること。また、そのさま。赤面。「—の至り」「実に—な事だらけで、何とも言訳の為(し)ようもないが」〈逍遥・当世書生気質〉
かん‐こつ【寛骨/臗骨】
骨盤の左右の壁を形成する左右一対の骨。腸骨・座骨・恥骨の三つの扁平骨(へんぺいこつ)が癒合してできたもの。