くに‐びと【国人】
1 国民。人民。くにたみ。 2 その地方の人。土着の人。「—の心の常として、今は、とて見えざなるを、心あるものは恥ぢずぞなむ来ける」〈土佐〉
く‐ねつ【苦熱】
暑さに苦しむこと。また、厳しい暑さ。「夏日袷(あわせ)に袷羽織を着て恬として恥じず、又—の態をも見せない」〈鴎外・渋江抽斎〉
暗闇(くらやみ)の恥(はじ)を明(あか)るみへ出(だ)す
穏便におさめておけば知られずに済む恥を、騒ぎたてて世間に広める。
くろ‐れきし【黒歴史】
俗に、人には言えない過去の恥ずかしい言動や前歴。
君子(くんし)の三楽(さんらく)
《「孟子」尽心上から》君子が持つ三つの楽しみ。父母兄弟が無事なこと、天や人に恥じないこと、天下の英才を教育すること。
ぐぜい‐の‐うったえ【虞芮の訴え】
互いに自己の利益を主張して訴えること、また、自己の非を悟り訴えを取り下げることのたとえ。 [補説]昔、中国で虞・芮の2国が田を争い、周の文王の裁決を求めて周に行ったところ、周では、耕す者はあぜを...
けが・す【汚す/穢す】
[動サ五(四)] 1 大切なもの、清らかなものをよごす。「美しい心を—・す行為」「聖地を—・す」 2 恥ずべき行為などをして名誉・誇りを傷つける。「名を—・す」 3 能力、身の程を越えた地位につ...
けしき‐だ・つ【気色立つ】
[動タ五(四)] 1 物音や話し声がして活気づく。「むこうで人々の—・つのが聞こえた」〈志賀・和解〉 2 それらしいようすが現れる。きざしが見える。「初時雨いつしかと—・つに」〈源・賢木〉 3 ...
けそ‐けそ
[副]恥じるようすもなく平然としたさま。「そうして翌朝は—と癒って駆け出したのであった」〈長塚・土〉
け‐そん【家損】
家の損害。家の恥。「かやうの事こそ、人のため、おのづから—なるわざに侍りけれ」〈源・常夏〉