うす‐はじ【薄恥】
少しばかりの恥。「織り延べを一きれも得ぬわれらさへ—をかく数に入るかな」〈平家・四〉
うそ‐はずか・し【うそ恥づかし】
[形シク]なんとなく恥ずかしい。どことなく恥ずかしい。「しなだれ寄ればしなだれて、—・しい昼日中」〈浄・栬狩剣本地〉
うち‐あ・り【打ち有り】
[動ラ変] 1 存在する。ある。いる。「ただうち恥ぢらひて誰(たれ)も—・るを」〈狭衣・三〉 2 ありふれている。ざらにある。「同じ歌と申せども、この頃の—・る様にもあらず」〈今鏡・二〉
うち‐と【内外】
1 内と外。内輪のことと表向きのこと。「お恥ずかしながら—のことが不取締勝ちで」〈木下尚江・良人の自白〉 2 仏教と儒教。仏教の側からみていう語。 3 「内外(うちと)の宮」の略。 4 その前後...
内(うち)に省(かえり)みて疚(やま)しからず
《「論語」顔淵から》自分の良心に照らしてみて、少しも恥ずかしいところがない。
うつ‐む・く【俯く】
[動カ五(四)]顔が下の方へ傾く。下を向く。「恥ずかしげに—・く」⇔仰向(あおむ)く。 [動カ下二]「うつむける」の文語形。
うな‐だ・れる【項垂れる】
[動ラ下一][文]うなだ・る[ラ下二]失望や悲しさ・恥ずかしさなどのために、力なく首を前に垂れる。うつむく。「悲しみに—・れる」「—・れて説教を聞く」
う‐め・く【呻く】
[動カ五(四)]《「う」は擬声語。「めく」は接尾語》 1 痛さや苦しさのあまり、低い声をもらす。「下腹を押さえて—・く」 2 獣などが低くうなる。「番犬が—・く」 3 嘆息する。ため息をつく。「...
うら‐はずかし・い【心恥ずかしい】
[形][文]うらはづか・し[シク]なんとなく恥ずかしい。気恥ずかしい。心に恥ずかしく感じる。「わが姉ながら気の毒でもあり又—・くもあった」〈漱石・道草〉
うわ‐ぬり【上塗(り)】
[名](スル) 1 壁塗り・塗装などで、あらかた塗った上に、仕上げとして最後に塗ること。また、その塗り。仕上げ塗り。「テーブルにニスを—する」 2 あることの上にさらに同じようなことを重ねること...