いき‐せ・く【息急く】
[動カ五(四)]「息急き切る」に同じ。「老婆は—・きながら」〈独歩・死〉
いき‐た・える【息絶える】
[動ア下一]呼吸が止まって死ぬ。息が絶える。
いき‐だし【息出し】
1 通風や換気のために設けた穴・窓など。いきぬき。 2 酒や醤油などの樽の上部にあけた空気抜きの穴。 3 兜(かぶと)の鉢の上部にあけてある空気抜きの穴。八幡座(はちまんざ)。
いきだわし・い【息だわしい】
[形][文]いきだは・し[シク]《「いき(息)いたわし」の音変化》 1 息が詰まるようである。「朝から籠っていた—・い病室を出て来た」〈秋声・爛〉 2 息づかいが苦しい。息切れがする。いきどうし...
いき‐つぎ【息継ぎ】
[名](スル) 1 歌唱・吹奏や朗読などの途中で息を吸いこむこと。「小節間で—する」 2 水泳中、水から顔をあげて息を吸いこむこと。 3 しばらく休むこと。息休め。「—に一服する」
いき‐づえ【息杖】
駕籠(かご)かきや重い物を担ぐ人が、ひと休みするときに荷物を支えたり、からだのバランスをとったりするために使う長い杖。
いき‐づかい【息遣い】
呼吸のようす。また、呼吸の調子・しかた。「—が荒い」
いきづか・し【息衝かし】
[形シク]《動詞「いきづく」の形容詞化》ため息が出そうである。嘆かわしい。「波の上ゆ見ゆる小島の雲隠りあな—・し相別れなば」〈万・一四五四〉
いき‐づき【息衝き】
1 呼吸。 2 感情の高まりなどから大きく息をすること。ため息。「父の介は泣くにもえ泣かず、ただ—をし入りたらんやうにてゐたり」〈今昔・二六・五〉
いき‐づ・く【息衝く】
[動カ五(四)] 1 息をする。生きている。「大都会の片隅でひっそりと—・く」「現代に—・く古典」 2 ため息をつく。嘆く。「昼はも嘆かひ暮らし夜はも—・き明かし」〈万・八九七〉 3 苦しそうに...