息(いき)が通(かよ)・う
1 まだ死なないで息が続いている。 2 生き生きしている。「—・った作品」
息(いき)が切(き)・れる
1 息切れがする。あえぐ。「石段の途中で—・れた」 2 物事を続けることが苦しくなり、中途でやめる。「資金がなくて事業の半ばで—・れる」 3 息が止まる。死ぬ。〈日葡〉
息(いき)が絶(た)・える
⇒息絶える
息(いき)が続(つづ)・く
1 潜水や発声の際に、吸った息が長くもつ。 2 物事の勢いが弱まらず、ある状態が続く。「やっと回復した景気も—・かない」
息(いき)が詰(つ)ま・る
1 呼吸が十分にできなくなる。 2 緊張しすぎて、息苦しくなる。「試験会場の—・るような雰囲気」
いき‐ぐるし・い【息苦しい】
[形][文]いきぐる・し[シク] 1 呼吸をするのが苦しい。「人いきれで—・い」 2 圧迫感があって息が詰まるような感じである。「本番前の—・い雰囲気」
いき‐ざし【息差(し)】
1 息づかい。「奥二階の方に当たって、どうやら人の—が聞える」〈木下尚江・良人の自白〉 2 ようす。気配。「さまざまに嘆く人々の—をきくも、あはれにもあり」〈かげろふ・下〉
いき‐せき【息急き】
[副]息をはずませて急ぐさま。「小さい軌道列車が大粒な火の粉を散らしながら、—彼等を追い抜いて行った」〈志賀・真鶴〉
いきせき‐き・る【息急き切る】
[動ラ五(四)]激しい息づかいをする。あえぎながら急いで行動するさまにいう。いきせく。「—・って駆けつける」
いき‐せ・く【息急く】
[動カ五(四)]「息急き切る」に同じ。「老婆は—・きながら」〈独歩・死〉