ぶあく【武悪】
狂言。主人から武悪を討つよう命じられた太郎冠者が、殺すに忍びず逃がしてやるが、道で主人と武悪が出会ってしまう。一計を案じて武悪は幽霊に化け、主人をさんざん脅かす。 狂言面の一。目尻の下がった...
ぼう‐あく【暴悪】
[名・形動]乱暴で道理を無視していること。また、そのさま。「—な振る舞い」
ぼんような‐あく【凡庸な悪】
第二次大戦中に起きたナチスによるユダヤ人迫害のような悪は、根源的・悪魔的なものではなく、思考や判断を停止し外的規範に盲従した人々によって行われた陳腐なものだが、表層的な悪であるからこそ、社会に蔓...
みち‐わる【道悪】
道で、ぬかったり歩きにくかったりするところ。「—を七八丁飯田町の河岸のほうへ歩いて」〈独歩・窮死〉
みめ‐わる【見目悪/眉目悪】
顔かたちの醜いこと。また、その人。「枕に汗のかかる—/一鉄」〈談林十百韻〉
もう‐あく【猛悪】
[名・形動]荒々しく悪いこと。勇猛で残酷なこと。また、そのさま。「俊三の—なる誘惑に従ったならば」〈木下尚江・良人の自白〉
らん‐あく【濫悪/乱悪】
乱暴で悪いこと。また、その行為。「衆徒の—を致すは魔縁の所行なり」〈平家・一〉
れつ‐あく【劣悪】
[名・形動]性質・状態などがひどく劣っていて悪いこと。また、そのさま。「—な環境」「—な労働条件」⇔優良。 [派生]れつあくさ[名]
ろ‐あく【露悪】
欠点や悪いところをわざとさらけ出すこと。「—趣味」
わる【悪】
《形容詞「わるし」の語幹から》 1 悪いこと。また、いたずら。わるさ。「—をする」「性(しょう)—」 2 悪人。悪党。また、悪いことをする子供。「学校一の—」 3 他の語の上に付いて複合語をつく...