さんとう‐しゅっぺい【山東出兵】
昭和2〜3年(1927〜1928)三次にわたって、田中義一内閣が在留邦人保護の名目で中国山東省に出兵した事件。国民革命軍の北伐阻止を真の目的とし、第二次出兵のさいには済南事件を引き起こして中国の...
しおり【撓/萎】
1 (ふつう「シオリ」と書く)能で、泣くようすを表現する型。手の指を伸ばしてそろえ、斜めに顔の前に上げ、面(おもて)を少しうつむかせる。 2 蕉風俳諧の根本理念の一。対象に対する作者の繊細な感情...
しか‐し【然し/併し】
[接]《「しかしながら」の略かという》 1 今まで述べてきた事柄を受けて、それと相反することを述べるときに用いる。そうではあるが。けれども。「こんなことは言いたくない。—立場上言わなければならな...
し‐きょ【四虚】
律詩の前聯(ぜんれん)と後聯との4句が、具体的な事実や景物を写さず、抽象的な思想や感情を述べたもの。⇔四実。
し‐しょう【視床】
間脳にある大きな灰白質の部分。嗅覚(きゅうかく)以外の興奮伝導を大脳皮質へ中継し、痛覚の知覚や運動機能の調節、感情の働きにも関係する。視丘。
し‐じょう【姿情】
1 すがたと趣。 2 俳諧で、句の外形と内容。姿は句に表現された形象、情は作者の思想・感情。蕉風では、この融合を理想とする。
し‐じょう【私情】
1 個人的な感情。私意。「—にとらわれる」「—を交える」「—を捨てる」 2 利己的な心。私心。「先方の利益を思うよりもわが—を満足さすばかりの」〈蘆花・思出の記〉
し‐せい【至精】
1 非常に精妙・精巧であること。「之を—の顕微鏡に施すも」〈西周・明六雑誌二二〉 2 まったく混じりけがないこと。「至純—の感情が、泉のように流れ出して来る」〈漱石・明暗〉
し‐そう【詩想】
1 詩を生み出すもとになるような感情・思考。「—に富む人」「—がわく」 2 詩に歌われている思想・感情。「清新な—がみなぎる作品」
しち‐じょう【七情】
1 7種の感情。「礼記(らいき)」では、喜・怒・哀・懼(く)・愛・悪・欲。仏教では、喜・怒・哀・楽・愛・悪(お)・欲をいう。 2 漢方で、薬物の配合関係を7種に分類したもの。単行・相須・相使・相...