智(ち)に働(はたら)けば角(かど)が立(た)つ情(じょう)に棹(さお)させば流(なが)される
理知だけで割り切っていると他人と衝突するし、他人の感情を気遣っていると、自分の足をすくわれる。夏目漱石の小説「草枕」の冒頭の部分。
ち‐の‐け【血の気】
1 皮膚にあらわれている、生き生きと血の通った赤い色つや。血色。「顔から—が失せる」「—のない唇」 2 感情の高まりのままにすぐ行動する元気。血気(けっき)。「—の多い若者」
忠言(ちゅうげん)耳(みみ)に逆(さか)らう
《「史記」淮南王伝などから》忠告の言葉は、とかく相手の感情を害して、すなおに聞き入れられない。
ちゅう‐わ【中和】
[名・形動](スル) 1 性格や感情がかたよらないで穏やかであること。また、そのさま。「一に無偏無党の—ならざるはなし」〈利光鶴松・政党評判記〉 2 性質の異なるものが、互いに融和してそれぞれの...
ちょく‐じょう【直情】
[名・形動]いつわりや飾りのない、ありのままの感情。また、そういう感情をもつさま。「彼等の—な恋に較べて」〈葛西・湖畔手記〉
ちょくじょう‐けいこう【直情径行】
[名・形動]《「礼記」檀弓から》自分の感情のままを言動に表すこと。また、そのさま。「—な(の)性格」
ちょさく‐ぶつ【著作物】
著作者が著作したもの。特に、文芸・学術・美術・音楽などに関する思想・感情を創作的に表現したもの。
ちん‐りん【沈淪】
[名](スル)《「沈」も「淪」もしずむ意》 1 深く沈むこと。「廃頽した感情の中に其の身を—させようと勉めるのであった」〈荷風・腕くらべ〉 2 ひどくおちぶれること。零落。「悲惨な境界に—せぬま...
つき‐あ・げる【突(き)上げる/衝き上げる】
[動ガ下一][文]つきあ・ぐ[ガ下二] 1 下から突いて上の方にあげる。突いて押し上げる。「こぶしを天に—・げる」 2 下位の者が上位の者に、自分の考えなどを通そうとして圧力を加える。「執行部を...
つき‐はな・す【突(き)放す】
[動サ五(四)] 1 突いたり強く押したりして離れさせる。つっぱなす。「組みついてくる相手を—・す」 2 関係を絶って相手にしない。頼ってくる相手を見捨てる。つっぱなす。「親友からも—・される」...