え【恵/慧】
《(梵)prajñāの訳》仏語。物事をよく見極め、道理を正しく把握する精神作用。三学の一。智慧。
え【恵/慧】
〈恵〉⇒けい 〈慧〉⇒けい
かい‐じょう‐え【戒定慧/戒定恵】
仏語。仏道修行に必要な三つの大切な事柄。悪を止める戒と、心の平静を得る定と、真実を悟る慧。三学。「—の三学を兼備して」〈太平記・八〉
けい【慧】
[人名用漢字] [音]ケイ(漢) エ(ヱ)(呉) [訓]さとい 〈ケイ〉気がきいて賢い。さとい。「慧眼・慧敏/聡慧(そうけい)・敏慧」 〈エ〉 1 さとい。「智慧(ちえ)」 2 仏教で、真理...
さん‐え【三慧】
《連声(れんじょう)で「さんね」とも》仏語。智慧を修行の順序によって三つに分類したもの。経典の教えを聞いて生じる聞慧(もんえ)、思惟・観察によって得られる思慧(しえ)、禅定を修して得られる修慧(...
しゅ‐え【修慧】
仏語。三慧(さんえ)の一。実践修行によって得られる智慧。
じょう‐え【定慧】
互いにかかわり合って仏道を成就させる関係にある、禅定と智慧。
じょう‐え【浄慧】
仏語。清浄な智慧。煩悩(ぼんのう)に曇らされない、悟りの智慧。
そう‐けい【聡慧】
[名・形動]才知にすぐれること。また、そのさま。聡明。「其の—なりしこと知る可し」〈露伴・運命〉
ち‐え【知恵/智慧】
1 物事の道理を判断し処理していく心の働き。物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力。「—を借りる」「生活の—」 2 (智慧)仏語。相対世界に向かう働きの智と、悟りを導く精神作用の慧。物...