あわれ【哀れ】
[名]しみじみ心に染みる感動、また、そのような感情を表す。 1 (「憐れ」とも書く)強い心の動き。特に悲哀・哀憐の感情。不憫(ふびん)と思う気持ち。「人々の—を誘った」「—をかける」「そぞろ—...
あわれび【哀れび/憐れび】
「哀れみ」に同じ。「—を広田の浜に祈りても今はかひなき身の思ひかな」〈拾遺愚草・下〉
あわれ・ぶ【哀れぶ/憐れぶ】
[動バ四] 1 「哀れむ1」に同じ。「慈悲の心深くして、人を—・ぶ事仏の如く」〈今昔・一一・二〉 2 「哀れむ2」に同じ。「花をめで、鳥をうらやみ、霞(かすみ)を—・び、露をかなしぶ心」〈古今...
あわれみ【哀れみ/憐れみ/憫れみ】
かわいそうに思う心。慈悲。同情。「—をかける」
あわれ・む【哀れむ/憐れむ】
[動マ五(四)] 1 かわいそうに思う。不憫(ふびん)に思う。「—・むようなまなざし」 2 賞美する。めでる。あわれぶ。「花をもてあそび、鳥を—・まずといふ事なし」〈後拾遺・序〉
れん【憐】
[人名用漢字] [音]レン(呉)(漢) [訓]あわれむ 1 気の毒に思う。あわれむ。「憐察・憐情・憐憫(れんびん)/哀憐」 2 かわいく思う。いとおしむ。「愛憐・可憐」
れん‐さつ【憐察】
[名](スル)思いやってあわれむこと。「事情、ご—ください」
れん‐じょう【憐情】
人をあわれむ気持ち。
れん‐せき【憐惜】
[名](スル)あわれみ惜しむこと。「友人の死を—する」
れん‐びん【憐憫/憐愍】
かわいそうに思うこと。あわれむこと。あわれみ。れんみん。「—の情」