せん‐しき【浅識】
[名・形動]知識が浅いこと。見識の狭いこと。また、そのさま。「我(わが)—なる小説者流に」〈逍遥・小説神髄〉
せん・する【僭する】
[動サ変][文]せん・す[サ変]思い上がって身分・力量の上の人をまねる。おごって身分不相応なことをする。「公家を—・する田舎侍」「恩人ならぬ人はわが人好(よ)きに乗じて—・して我師となれり」〈鴎...
せん‐ばら【先腹】
先妻の腹にできた子。さきばら。せんぷく。「一人は—にて、二十一なり」〈曽我・二〉
ぜ【是】
[常用漢字] [音]ゼ(呉) [訓]これ この 1 正しい。「是非・是是非非」 2 正しいと考える。「是正・是認」 3 正しい方針。「国是・社是」 4 これ。この。「色即是空(しきそくぜくう)・...
ぜっ‐しょ【絶所】
高いがけや谷などがあって、道の途絶えた所。「—悪所の嫌ひなく」〈伎・小袖曽我〉
ぜつ‐るい【絶類】
[名・形動]他に類を見ないほどすぐれていること。また、そのさま。抜群。「我等が頼む此寺の塔も—抜群にて」〈露伴・五重塔〉
是非(ぜひ)も知(し)ら◦ず
何もわきまえず。我を忘れて夢中になって。「見るままに—◦ず、臥(ふ)しまろびて、拝み入りて」〈宇治拾遺・一〉
ぜん【禅】
1 《(梵)dhayānaの音写「禅那」の略。定・静慮と訳す》仏語。精神を集中して無我の境地に入ること。 2 「禅宗」の略。
ぜん‐き【禅機】
禅における無我の境地から出る働き。禅僧が修行者などに対するときの、独特の鋭い言葉または動作。
ぜん‐ぎ【前議】
以前に唱えた議論。「我々が奮って代議士会に—を翻えしたら」〈魯庵・社会百面相〉