だ・く【抱く】
[動カ五(四)]《「いだく」の音変化》 1 ㋐腕を回して、しっかりとかかえるように持つ。「子供を—・く」「肩を—・く」 ㋑卵をかえすために、鳥が卵の上にしゃがむ。「親鳥が卵を—・く」 2 男性が...
だて‐しゅ【伊達衆/達衆】
《「たてしゅ」「だてしゅう」「だてし」とも》 1 だてを好む人。粋(いき)好みの人。また、そのような連中。「のんこに髪結うてのららしい、—自慢と言ひそな男」〈浄・天の網島〉 2 侠客(きょうかく...
ち【茅】
チガヤの古名。「浅茅原—生(ふ)に足踏み心ぐみ我(あ)が思ふ児らが家のあたり見つ」〈万・三〇五七〉
ちか・う【誓う/盟う】
[動ワ五(ハ四)] 1 神仏に対してあることを固く約束する。「神かけて—・う」 2 他人に対して、あることの実行を固く約束する。また、自分の心中で固く決意する。誓約する。「将来を—・う」「必勝を...
ちから‐あわせ【力合はせ】
力の強さを競いあうこと。転じて、相撲。「九月(ながつき)の—に勝ちにけり我がかたをかを強く頼みて」〈山家集・下〉
ちから‐ぐるま【力車】
荷物を積んで、人力で運ぶ車。荷車。「恋草を—に七車積みて恋ふらく我(わ)が心から」〈万・六九四〉
ち‐たび【千度】
千回。また、回数の非常に多いこと。せんたび。「思ひにし死にするものにあらませば—そ我は死にかへらまし」〈万・六〇三〉
ち‐な【千名】
いろいろなうわさ。多くの評判。「我が名はも—の五百名(いほな)に立ちぬとも」〈万・七三一〉
ち‐ふ【地府】
1 《地の府庫の意》豊かな地。また、大地。「車馬門前に群集(くんしゆ)して、—に雲を布(し)き」〈太平記・一一〉 2 《「ぢふ」とも》冥土(めいど)。また、閻魔(えんま)大王。「我死して—の官人...
ち‐ふ【茅生】
一面にチガヤの生えている所。茅原(ちはら)。「浅茅原(あさぢはら)—に足踏み心ぐみ我(あ)が思ふ児らが家のあたり見つ」〈万・三〇五七〉