あぶら‐じょうもん【油証文】
江戸時代、子供どうしが約束をたがえないしるしに、髪の油を指につけて柱などに押したこと。「今度から中のいいやうに—しな」〈滑・浮世風呂・前〉
あぶら‐みせ【油店】
江戸時代、髪油や化粧品を売る店。役者が内職に開くことが多かった。
あべかわ‐もち【安倍川餅】
焼いた餅を湯に浸し、砂糖をまぜたきな粉をまぶしたもの。江戸時代、安倍川の渡しの茶店で供されたのに始まるという。
あほう‐ばらい【阿房払い】
江戸時代の刑罰の一。武士の両刀を取り上げて、また、裸にして追放した刑。
あほだら‐きょう【阿呆陀羅経】
《上方語「あほだら」と「陀羅尼(だらに)経」とをかけた語》時事を風刺したこっけいな俗謡。願人坊主(がんにんぼうず)が小さな2個の木魚をたたき、または扇子で拍子をとりながら歌い歩き、銭を乞うた。江...
あまかわ【天川】
中国広東(カントン)省のマカオを、室町末期から江戸初期にかけて日本で呼んだ名。日明(にちみん)貿易の中継地。阿媽港(あまこう)。
あまぎ‐さん【天城山】
静岡県伊豆半島中東部の火山群。最高峰は万三郎岳で標高1405メートル。杉・檜(ひのき)などが茂り、江戸時代は幕府の御料地。
あま‐ご【甘子】
サケ科の淡水魚。全長約30センチ。ヤマメに似るが、体側に朱点が散在する。日本特産種で、神奈川県酒匂(さかわ)川以西の本州太平洋側、四国・九州の瀬戸内海側の河川の上流にすむ。琵琶湖・諏訪湖産のビワ...
あまだな【尼店/尼棚】
東京都中央区日本橋室町1丁目付近の江戸時代の通称。塗り物問屋が多数あった。尼ヶ崎店。
あま‐ど【雨戸】
窓や縁側などの外側に立てる戸。風雨を防ぎ、また防犯のためのもの。