あまり‐べ【余り戸】
律令制下の村落制度で、50戸を「里」としたとき、それに満たない小集落。あまべ。あまるべ。
あみがさ‐ぢゃや【編み笠茶屋】
近世、遊郭に入る客に、顔を隠すための編み笠を貸した茶屋。京都島原の丹波口や江戸吉原の大門外にあった。「入り口の茶屋に二歩(ぶ)、泥町の—に一歩(ぶ)」〈浮・諸艶大鑑・二〉
あみ‐こ【網子】
魚をとる網を引く漁師。また主として江戸時代に、網主(網元)に雇われ、漁業に従事した者。あご。あんご。
あみ‐ど【網戸】
虫を侵入させずに涼をとるために窓や出入り口に取り付ける、網を張った戸。《季 夏》
あみ‐ど【編(み)戸】
細い竹や木などを編んだ戸。
あみもようとうろのきくきり【網模様灯籠菊桐】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。安政4年(1857)江戸市村座初演。七之助に犯され娼婦となった奥女中滝川と、本能のままに動く七之助の悪事を描く。通称「小猿七之助」。
あめあがりのよぞらに【雨あがりの夜空に】
歌謡曲。ロックバンド、RCサクセションの代表曲。昭和55年(1980)発表。忌野清志郎、仲井戸麗市作詞作曲。
あめ‐かぜ【雨風】
1 雨と風。「—にさらす」 2 雨まじりの風。吹き降り。風雨(ふうう)。 3 《江戸末期の上方落語から》酒も甘い物も両方好むこと。両刀遣い。
あめ‐ほうびき【飴宝引】
江戸時代、子供相手の飴売りが、飴を景品にして引かせた福引。
アメリカ‐なでしこ【アメリカ撫子】
ナデシコ科の多年草。初夏、赤や白色の花が多数咲く。ヨーロッパの原産で、江戸末期に渡来。観賞用。びじょなでしこ。ひげなでしこ。