いなか‐ま【田舎間】
1 関東・東北地方などで用いられる柱間(はしらま)の寸法。柱の中心と中心との間を曲尺(かねじゃく)で6尺(約1.8メートル)にとり、その長さを1間(けん)とするもの。また、これに敷く畳の寸法をい...
いなしき【稲敷】
茨城県南部の市。霞ヶ浦と利根川に挟まれた水郷地帯。平成17年(2005)3月に江戸崎町、新利根町、桜川村、東町が合併して成立。人口4.7万(2010)。
いなせ‐あしだ【鯔背足駄】
江戸末期、職人や侠客(きょうかく)などが履いた鼻緒の長い足駄。鯔背。
いなせ‐いちょう【鯔背銀杏】
《形が鯔(いな)(ボラ)の背に似ているところから》江戸後期、江戸日本橋の魚河岸の若者たちが結ったまげ。
いなむら‐やま【稲叢山】
高知県中央北部、土佐郡土佐町瀬戸にある山。石鎚(いしづち)山脈中に位置する。標高1506メートル。屋島の戦いで源氏に敗れた平家の落人(おちうど)が安徳天皇とともに山頂の洞窟に隠れたといわれる伝説...
いなもり‐そう【稲森草/稲盛草】
アカネ科の多年草。日本特産。湿った山地の樹林下に生え、高さ3〜10センチ。全体に軟毛がある。葉は茎の上部に4〜6枚が対生する。晩春、淡紫色の長い筒状の花を開く。江戸時代に三重県の稲森山からこれを...
いなり‐こう【稲荷講】
1 稲荷を信仰する人たちが祭礼や参詣のために組織する団体。《季 春》 2 江戸市中の稲荷小社の祭りに、子供が数人で狐を描いた絵馬板を持ち、家ごとに銭を請い歩いた風習。
いなり‐まち【稲荷町】
1 《楽屋内の稲荷明神を祭った近くにその部屋があったところから》江戸時代、歌舞伎での最下級の役者。また、その部屋。 2 《1から転じて》演技のへたな役者。
いぬ‐ごや【犬小屋】
1 犬を飼うための小屋。また比喩的に、粗末で小さな家のこと。 2 江戸時代、第5代将軍徳川綱吉が中野・大久保などに作り、野犬を飼い養った小屋。→生類憐みの令 [補説]書名別項。→犬小屋
いぬじま‐しょとう【犬島諸島】
岡山県南部、瀬戸内海東部にある諸島。岡山市東区の沖合2.5キロメートル前後に位置する。中心の犬島が最大で面積0.6平方キロメートル。諸島唯一の有人島。ほかに、沖鼓(おきつづみ)島・犬ノ島・地竹ノ...