どどいつ【都都逸/都都一】
俗曲の一。寛政(1789〜1801)末期から文化(1804〜1818)初期のころ、潮来節(いたこぶし)・よしこの節を母体として成立。天保(1830〜1844)末期に江戸の都々逸坊扇歌が寄席で歌っ...
どひょう‐ぎわ【土俵際】
1 相撲の土俵上で内外の境界となる俵のそば。境界線は俵の外線。「—でうっちゃる」 2 物事が決着する瀬戸際。土壇場。「交渉は今が—だ」
ど‐ふ【土府】
陰陽道(おんようどう)で、土掘り・井戸掘り・溝作り・塀作りなどの工事をしてはいけないとされる日。
どろ‐え【泥絵】
1 泥絵の具で描いた絵。江戸末期に起こり、主に芝居の書き割りや看板に用いられた。 2 ⇒でいえ(泥絵)1
どろ‐きょう【瀞峡】
三重・奈良・和歌山3県の県境にある峡谷。熊野川の支流北山川にあり、上流から奥瀞峡(北山峡)・上(かみ)瀞峡・下(しも)瀞峡の三つに分けられる。下瀞峡の玉置口(たまいぐち)田戸(たど)の約1.2キ...
どんちょう‐しばい【緞帳芝居】
江戸時代から明治中ごろまで、条件付きで認可された格式の低い小劇場。また、そこで演じられた芝居。引き幕の使用を許されず、垂れ幕を用いたのでいう。小芝居(こしばい)。
どんつく
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「神楽諷雲井曲毬(かぐらうたくもいのきょくまり)」。3世桜田治助作詞、5世岸沢式佐作曲。弘化3年(1846)江戸市村座初演。太神楽の風俗を舞踊化したもの。「...
どんぶり【丼】
1 食物を盛るための厚手で深い陶製の大きな鉢。どんぶりばち。 2 職人などの腹掛けの前部につけた大きな物入れ。 3 サラサや緞子(どんす)などで作った懐中用の大きな袋。江戸時代、若い遊び人が好ん...
ない‐かい【内海】
1 周りを陸地に囲まれ、狭い海峡で外洋と連絡している海。瀬戸内海など。うちうみ。⇔外海。 2 仏語。須弥山(しゅみせん)を囲む九山八海のうち、第八山の内側にある海。 3 茶入れの一。大海(たいか...
ないかく‐ぶんこ【内閣文庫】
国立公文書館の一部局で、約50万冊の和漢の書籍を所蔵する図書館。明治17年(1884)太政官文庫として創立、翌年内閣文庫と改称。江戸幕府の紅葉山文庫・昌平坂学問所などの蔵書も引き継ぎ、第二次大戦...