うしゅう‐かいどう【羽州街道】
江戸時代の街道の一。福島県伊達郡桑折(こおり)から小坂峠・新庄・大館(おおだて)を経て青森に至る、奥州街道の脇(わき)街道。
うすい‐の‐せき【碓氷の関】
碓氷峠東麓の横川にあった関所。江戸時代、箱根と並ぶ関東の要衝。
うすき【臼杵】
大分県東部の市。永禄6年(1563)大友宗麟(おおともそうりん)が築城、江戸時代は稲葉氏の城下町。味噌・醤油・酒類の醸造業が盛ん。人口4.1万(2010)。
うす‐びん【薄鬢】
江戸時代の男子の髪形で、額を広くそり上げ、左右の鬢を幅狭くしたもの。⇔厚鬢。
うす‐まい【薄舞】
江戸時代、丹波の山本地方などで生産された刻みタバコ。薄味で芳香が強く、薩摩国府(こくぶ)タバコに次ぐ上質のものとされた。
うすゆきものがたり【薄雪物語】
江戸前期の仮名草子。2巻2冊。作者未詳。成立は慶長年間(1596〜1615)。寛永9年(1632)刊。園部左衛門と薄雪姫の悲恋を、二人の手紙の形で描いた物語。
うず‐たか・い【堆い】
[形][文]うづたか・し[ク] 1 積み重なって高く盛り上がっている。「—・く積もった土砂」 2 気品がある。「宮殿(くうでん)楼閣錦の戸張のその中に、さも—・き女性(にょしゃう)ましまし」〈浄...
うずま‐がわ【巴波川】
栃木県中西部から南部に流れる川。栃木市北方に源を発し、同市南部の渡良瀬遊水地で渡良瀬川に合流する。長さ30キロ。江戸時代の初めころから栃木と江戸を結ぶ舟運による交通路として重要な川だった。名の由...
うずら【鶉】
1 キジ科の鳥。全長約20センチ、体は丸く尾は短い。全体に茶色で、黄白色の縦斑と黒斑とがある。草原にすみ、地上を歩き回る。ユーラシア・北アフリカに分布。古くは鳴き声を楽しむために飼育された。肉・...
うずら‐かご【鶉籠】
ウズラを飼うための籠。太い削り竹で目を粗く作り、屋根網を低く張った方形の籠。江戸時代、鶉合わせ用の飼育が流行し、金銀をちりばめる華美なものもあった。《季 秋》