まつ‐ばやし【松囃子/松拍子】
1 室町時代に盛行した初春の祝福芸。唱門師(しょうもんじ)などの専業芸人のほか、村人・町人・侍などが、幕府や諸邸を回って種々の芸能を演じ、祝い言を述べたもの。現在も民俗芸能として九州に残る。 2...
まつまえ【松前】
北海道南西端部の地名。江戸時代は松前氏の城下町で、蝦夷(えぞ)経営の中心となった。福山城(松前城)がある。コンブ・イカ・ホッケなどを産する。
まつまえ‐ぶぎょう【松前奉行】
江戸幕府の職名。遠国(おんごく)奉行の一。老中に属し、蝦夷地の民政・警備・開拓・鎮撫(ちんぶ)に当たった。文化4年(1807)従来の箱館奉行を改称したもの。まもなく蝦夷地を松前藩に返すとともに廃...
まつもと【松本】
長野県中部の市。松本盆地の商工業の中心。電機・食品・繊維工業などが行われる。古くは信濃国府の地。近世は石川・戸田氏らの城下町。松本城・旧開智学校や浅間(あさま)温泉がある。東部の美ヶ原、西部の上...
まつやま【松山】
愛媛県中部の市。瀬戸内海の伊予灘に臨む。県庁所在地。化学工業が盛んで、また、伊予絣(がすり)を特産。もと松平(久松)氏の城下町。松山城や道後温泉・奥道後温泉がある。正岡子規・高浜虚子の生地。人口...
まつやま‐じょう【松山城】
愛媛県松山市にある旧松山藩の城。慶長7年(1602)から同19年にかけて加藤嘉明が築城。蒲生氏に続いて松平(久松)氏が在城。のち、天守閣は焼失したが再建。勝山城。伊予松山城。
岡山県高梁(た...
まつよい‐ぐさ【待宵草】
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。高さ50〜80センチ。茎は直立し、葉は線形で白い脈が目立ち、互生する。夏、黄色い4弁花をつけ、夕方開き、翌朝しぼんで黄赤色になる。南アメリカの原産で、日本には江...
まつり【祭(り)】
1 神仏・祖先をまつること。また、その儀式。特定の日を選んで、身を清め、供物をささげて祈願・感謝・慰霊などを行う。祭祀(さいし)。祭礼。俳諧では特に夏祭をさす。《季 夏》「宵に睡(ね)て又目の醒...
ま‐て【真手】
両手。「御手洗(みたらし)に若菜すすぎて宮人の—にささげて御戸(みと)開くめる」〈山家集・下〉
まとい【纏】
1 まとうこと。また、まとうもの。 2 馬印の一種。さおの頭に飾りをつけ、その下に馬簾(ばれん)を垂らしたもの。 3 江戸時代、2にならって町火消しの各組のしるしとしたもの。