わかしゅ‐じょろう【若衆女郎】
江戸時代、若衆の姿で客を引いた女郎。「近年傾城の端女に—といふあり」〈色道大鏡・三〉
わかしゅ‐まげ【若衆髷】
江戸時代、元服前の男子が結った髪形。前髪を残し、中剃りをして、元結で髷を締めて二つ折りにしたもの。女性もまねて結うことがあった。若衆髪。わかしゅわげ。
わか‐とう【若党】
1 若い侍。 2 若い従者。 3 江戸時代、武家で足軽より上位の小身の従者。
わかと‐おおはし【若戸大橋】
福岡県北九州市の洞海湾(どうかいわん)の湾口に架かる大つり橋。若松区と戸畑区とを結ぶ。全長2068メートル、つり橋部分の長さ680メートル。昭和37年(1962)開通。
わか‐どしより【若年寄】
1 江戸幕府の職名。老中に次ぐ重職で、旗本および老中支配以外の諸役人を統轄。小禄の譜代大名の中から通常数名が任ぜられた。少老。 2 若いのに言動が年寄りじみた人。
わかな‐つみ【若菜摘み】
春の野に出て若菜を摘むこと。また、その人。《季 新年》「草の戸に住むうれしさよ—/久女」
わかやえがき【和歌八重垣】
江戸中期の歌学書。7巻。有賀長伯著。元禄13年(1700)刊。和歌の心得・作法・用語などを解説した入門書。
わかやま‐ぶし【若山節】
浄璃瑠の一。貞享・元禄(1684〜1704)のころ、3世杵屋喜三郎の門弟若山五郎兵衛が、江戸で語り出して流行した。
わかんごううん【和漢合運】
江戸時代の数学者、吉田光由の著作「和漢編年合運図」の通称。正保2年(1645)刊行。
わかんさんさいずえ【和漢三才図会】
江戸時代の百科事典。105巻。寺島良安著。正徳2年(1712)成立。中国の「三才図会」にならい、和漢古今の万物を掲げ、漢文で解説を施し、図解したもの。