いち‐じん【一人】
《天下にただ一人の意》天子。天皇。上御一人(かみごいちにん)。「—を始め進(まゐ)らせて百官皆椒房(せうばう)の月に涙を落とし」〈太平記・三三〉
いちふさ‐やま【市房山】
熊本県南東部・宮崎県西部の県境にある山。九州山地の高峰の一。標高1721メートル。熊本県側に流れる球磨(くま)川と宮崎県側に流れる一ツ瀬川の源流。山頂から人吉盆地・霧島山を眺望できる。また、山頂...
いちまい‐かわ【一枚かわ】
《「かわ」は姉女房の意》夫より一つ年上の女房。夫婦仲がよいとされる。
いっこ‐てん【一壺天】
《後漢の費長房が薬売りの老翁とともに壺(つぼ)の中に入って別世界の楽しみを得たという「後漢書」方術伝の故事から》一つの小天地。別天地。別世界。
いっ‐しゅく【一宿】
[名](スル) 1 一夜宿泊すること。一泊。「僧房に—する」 2 一夜。ひと晩。「—を経てよみがへりて」〈今昔・七・八〉
いっぱん‐たん【一般炭】
発電用のボイラーや暖房用の燃料として使われる石炭。ボイラー炭。→原料炭
いつつ‐あこめ【五つ衵】
女房・童女などの晴れの装束で、衵を5枚重ねて着ること。
いつつ‐ぎぬ【五つ衣】
女房装束で、表衣(うわぎ)と単(ひとえ)との間に5枚の袿(うちき)を重ねて着ること。五つ重ね。
いと【糸】
1 天然、または人造の繊維を細長く引きのばしてよりをかけたもの。織物糸・縫い糸・編み物糸など。「—をつむぐ」 2 細長く1のようになっているもの。「クモの—」 3 琴または三味線などの弦楽器の弦...
いなば‐どう【因幡堂】
因幡薬師のこと。 狂言。酒好きの女房を離縁した男が因幡堂へ妻乞いに行ったところ、だまされて前の女房と再び祝言の杯をあげてしまうという筋。