うち‐ひそ・める【打ち顰める】
[動マ下一][文]うちひそ・む[マ下二]顔などをゆがめる。しかめる。「眉—・めたる老紳士の面(かお)を」〈木下尚江・火の柱〉
うち‐ひも【打ち紐】
糸の組み目を篦(へら)で打ち込んで固く仕上げた紐。組紐。打ち緒。
うち‐ひら・く【打(ち)開く】
[動カ五(四)] 1 広々と開けている。うちひらける。「—・いた高台の、何ひとつ遮るものとてない青空は」〈里見弴・大道無門〉 2 大きく開く。また、勢いよく開く。「扉を—・く」 3 山野を開拓す...
うち‐び【打(ち)日】
演劇などの興行期間。
うち‐び【打(ち)火】
火打ち石で火を打ち出すこと。また、その火。切り火。
うち‐ふ・す【打(ち)伏す/打ち臥す】
[動サ五(四)] 1 顔を物の上に伏せる。「芳子は机の上に—・して居る」〈花袋・蒲団〉 2 からだを横にする。床に寝る。「—・したところでほんの風邪とか腹下しとかで二三日すれば大概癒った」〈虚子...
うち‐ふだ【打(ち)札】
1 花札などで、手の内から出す札。 2 立て札。高札(たかふだ)。「彼の寺に参り給ひたりけるに、書き置き給へる—あり」〈盛衰記・三九〉
うちふ‐づめ【打(ち)歩詰(め)】
将棋で、禁じ手の一。持ち駒の歩を王将の頭に打って詰ませること。→突き歩詰め
うち‐ふ・る【打ち古る】
[動ラ上二]古くさいものとして無関心な態度をとる。顧みないでいる。「いかで、さつれなく—・りてありしならむ」〈枕・八六〉
うち‐ふ・る【打(ち)振る】
[動ラ五(四)]振り動かす。しきりに振る。「小旗を—・る」