まいひめろんそう【「舞姫」論争】
森鴎外の小説「舞姫」を巡る文学論争。明治23年(1890)1月に「舞姫」が雑誌「国民之友」に掲載され、同年2月に文芸評論家の石橋忍月が「舞姫」と題する批評を気取半之丞の筆名で発表。恋愛と功名の両...
的(まと)を◦射(い)る
うまく目標に当てる。転じて、うまく要点をつかむ。「—◦射た批評」 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、本来の言い方とされる「的を射る」と、本来の言い方ではない「的を得る」について...
俎板(まないた)に載(の)・せる
議論や批評の対象として取り上げる。俎上(そじょう)に載せる。「新人の作品を—・せる」
まん‐だん【漫談】
[名](スル) 1 くつろいだ気分でする、とりとめもない話。 2 寄席演芸の一。軽妙な口調で、社会風俗・時事問題の風刺・批評なども取り入れて、聴衆を笑わせる話芸。大正末ごろ、トーキー映画の発達で...
まん‐ぴょう【漫評】
思いつくまま、気楽に批評すること。とりとめのない批評。
むき‐だし【剝き出し】
[名・形動] 1 おおわないで、あらわに出すこと。また、そのさま。「すねを—にする」 2 あからさまであること。また、そのさま。露骨。「悪意の—な批評」「敵意を—にする」
むみょうぞうし【無名草子】
鎌倉時代の物語論書。1巻。著者は藤原俊成女説が有力。建久7〜建仁2年(1196〜1202)ごろの成立。物語・歌集・女流作家などをとりあげて批評したもの。
むらさきしきぶにっき【紫式部日記】
平安中期の日記。2巻。紫式部作。寛弘5年(1008)秋から同7年正月までの宮仕えの見聞・感想・批評などを仮名で記したもの。日記文と消息文とからなる。
メタフィクション【metafiction】
小説について考える小説。小説を批評する小説。
もう‐ひょう【妄評】
[名](スル) 1 根拠のないでたらめな批評をすること。また、その批評。ぼうひょう。「其舌動き易き痴人の—と」〈露伴・露団々〉 2 他人の作品を批評することをへりくだっていう語。ぼうひょう。「—多謝」