アールエヌエー‐かんしょう【RNA干渉】
伝令RNAと相補的なRNAが細胞内に導入することにより、伝令RNAが遺伝情報を翻訳してたんぱく質を合成する過程を阻害し、遺伝子の発現を抑制すること。この現象を薬剤に応用するRNA干渉薬の研究が進...
アールエヌエー‐かんしょうやく【RNA干渉薬】
RNA干渉という現象を利用して特定の疾患に関わりをもつ遺伝子の発現を抑制する薬剤。核酸医薬の一。RNAが血中で不安定なため、同薬剤を患部に安定的に送り届けるドラッグデリバリーシステムについての研...
いでんし‐ちりょう【遺伝子治療】
患者の細胞から遺伝子疾患の原因となる遺伝子を除去したり、そのはたらきを抑制したり、外部から正常な部分を補ったりする治療法。1990年、米国で初めて免疫不全症候群の一つであるアデノシンデアミナーゼ...
イピリムマブ【Ipilimumab】
免疫チェックポイント阻害剤の一つ。T細胞の表面に発現して免疫反応を抑制するCTLA-4という受容体と結合し、がん細胞に対する攻撃力を回復させる。商品名ヤーボイ。→ニボルマブ
いりょうよう‐たいま【医療用大麻】
医師が患者に処方する大麻およびその有効成分であるカンナビノイド。日本では大麻取締法により使用が禁止されているが、欧米など多くの国で、慢性疼痛(とうつう)・多発性硬化症・がん・エイズなどの病気に対...
インターフェロン【interferon】
ウイルスが感染した細胞や腫瘍(しゅよう)細胞で作られ、その増殖を抑制する特殊なたんぱく質。制癌剤(せいがんざい)などに利用される。ウイルス抑制因子。IF。IFN。
ウエット‐ウェル【wet well】
原子炉格納容器の圧力抑制プールのこと。→ドライウェル
ウエット‐ベント【wet vent】
原子炉格納容器内の圧力を降下させるために圧力抑制プールを通して排気を行うこと。放射性物質が水に吸着されるため、外気への漏出を抑えることができる。→ドライベント
うり‐オペレーション【売(り)オペレーション】
金融市場が資金供給量過多のときに調整を図るため、中央銀行(日本では日本銀行)が手持ちの国債や手形などを金融機関に売却して市場の資金を吸い上げること。通貨が中央銀行に還流して金融は引き締まり、イン...
エイコサペンタエン‐さん【エイコサペンタエン酸】
《eicosapentaenoic acid》サケ・サバ・イワシなどに含まれる油状の物質。炭素数20(イコサ)からなり、五つ(ペンタ)の二重結合をもつ(エン)不飽和脂肪酸。血小板の凝集を抑制する...