ぬけ‐だ・す【抜け出す/脱け出す】
[動サ五(四)] 1 こっそりその場を離れて外へ出る。抜け出る。「宴会を—・す」 2 競っているものの中から、一つが抜けて先へ行く。「混戦から—・す」 3 好ましくない状態から離れ出る。「スラン...
ぬけ・でる【抜け出る/脱け出る】
[動ダ下一] 1 抜けて出る。外へ出る。「布団から—・でる」 2 その場からこっそり外へ出る。抜け出す。「会場から—・でる」 3 他の物よりも高く突き出る。「群衆の中で一人—・でた大男」 4 他...
ぬけ‐に【抜け荷】
江戸時代、主として日本に来航したオランダ人・中国人との間で行われた密貿易のこと。出買い。抜け買い。
ぬけ‐ぬけ【抜け抜け】
[副] 1 恥ずべきことを平然と行うさま。ずうずうしいさま。「—としらをきる」 2 間が抜けているさま。愚かであるさま。「大将は—としなされ」〈盛衰記・一四〉 [名]大相撲で、一人の力士が1...
ぬけ‐ば【抜け歯】
抜け落ちた歯。また、あちこち抜けている歯。
抜(ぬ)けば玉(たま)散(ち)る氷(こおり)の刃(やいば)
研ぎすまされた刀が輝くさまをいう言葉。活動写真の弁士が剣劇で用いた。
ぬけ‐ぶね【抜け船】
1 役目についている船を臨時に他の用に使うこと。また、その船。「—を急がせ」〈浮・一代男・五〉 2 江戸時代、鎖国の禁を犯して密貿易を行った船。
ぬけ‐まいり【抜け参り】
親や主人の許しを受けないで家を抜け出し、往来手形なしで伊勢参りに行くこと。江戸時代に流行し、黙認された。
ぬけ‐みち【抜け道/抜け路】
1 本道をはずれた近道。間道。「—を使って先まわりする」 2 逃れる手だて。また、逃げ口上。口実。「法の—」
ぬけ‐め【抜け目】
抜けたところ。欠けているところ。また、手抜かり。