いだ・く【抱く/懐く】
[動カ五(四)] 1 腕でかかえ持つ。だく。「ひしと—・く」「母親の胸に—・かれる」 2 かかえるように包み込む。「村々を—・く山塊」「大自然の懐に—・かれる」 3 ある考えや感情をもつ。「疑問...
うだ・く【抱く/懐く】
[動カ四]腕にかかえる。いだく。だく。「身をたをやかになして、鞠を—・き侍るべし」〈撰集抄・八〉
かき‐いだ・く【掻き抱く】
[動カ五(四)]だく。抱きかかえる。かきだく。「わが子をひしと—・く」
だ・く【抱く】
[動カ五(四)]《「いだく」の音変化》 1 ㋐腕を回して、しっかりとかかえるように持つ。「子供を—・く」「肩を—・く」 ㋑卵をかえすために、鳥が卵の上にしゃがむ。「親鳥が卵を—・く」 2 男性が...
膝(ひざ)を抱(だ・いだ)・く
1 自分の膝をかかえる。ひとりでさびしくいるようすにいう。 2 嘆願する。頭を下げて願う。「中へ入って挨拶をするからは、こなさんの—・くは当たり前だはな」〈伎・色読販〉
ひん‐だ・く【ひん抱く】
[動カ五(四)]強く抱く。抱きかかえる。「保を—・いて」〈紅葉・多情多恨〉
不審(ふしん)を抱(いだ)・く
疑いの念を抱く。「挙動に—・く」
む‐だ・く【抱く】
[動カ四]《「身(む)綰(た)く」の意か。「綰く」は手を使ってある動作をする意》だく。いだく。「上野(かみつけの)安蘇(あそ)のま麻群(そむら)かき—・き寝(ぬ)れど飽かぬをあどか我(あ)がせむ...