ちゅう【抽】
[常用漢字] [音]チュウ(チウ)(漢) [訓]ぬきんでる ぬく 引き出す。抜き出す。「抽出・抽象・抽籤(ちゅうせん)」 [難読]抽斗(ひきだし)
ちゅうき‐タービン【抽気タービン】
蒸気タービンで、膨張中の蒸気の一部を取り出して、乾燥用・作業用とする方式のもの。
ちゅう‐しゅつ【抽出】
[名](スル) 1 多くの中からある特定のものを抜き出すこと。「名簿から該当者を無作為に—する」 2 液体または固体の中から特定の物質を溶媒に溶かして取り出すこと。「花から精油を—する」
ちゅうしゅつ‐ほう【抽出法】
社会調査などで、調査対象全体(母集団)について調査するのでなく、それから抜き出した標本(サンプル)について調査し、全体を推し量る方法。サンプリング調査。
ちゅう‐しょう【抽象】
[名](スル)事物または表象からある要素・側面・性質をぬきだして把握すること。⇔具象/具体。→捨象「この統計からは単にそういうようなことを—して」〈梶井・のんきな患者〉
ちゅう‐しょう【抽賞】
功績のあった者を抜き出して賞すること。「大功の輩の—」〈太平記・一二〉
ちゅうしょう‐か【抽象化】
[名](スル)抽象的にすること。「五大陸を—して表現した五輪旗」
ちゅうしょう‐が【抽象画】
事物の写実的な再現ではなく、点・線・面・色彩それ自体のもつ表現力を追求した非具象的な絵画。
ちゅうしょう‐がいねん【抽象概念】
事物・事象の具体的全体から一般的性質をもつ部分を抽象したものを示す概念。⇔具体概念。
ちゅうしょう‐げいじゅつ【抽象芸術】
現実の対象の再現を意図せず、色・形・量感など造形要素それ自体のもつ可能性を追求する芸術。20世紀初頭に始まる。抽象美術。アブストラクトアート。