きざみ【刻み】
[名] 1 刻むこと。また、刻み目。「割りやすいように—を入れる」 2 短い間隔をとった規則正しい音。「時計の—が耳につく」 3 打楽器や拍子木などを間隔を短く連続して打つこと。「ドラムのシャ...
きり‐ざんしょう【切(り)山椒】
糝粉(しんこ)に山椒の汁または粉と砂糖とを混ぜて蒸し、臼でついてから拍子木形に切った和菓子。《季 新年》「暮からの風邪まだ抜けず—/万太郎」
クラベス【(スペイン)claves】
拍子木状の2本の硬い材質の棒を打ち合わせ、乾いた響きを出す打楽器。もともとラテン音楽の楽器。
けい‐たく【警柝】
注意をうながすために打つ拍子木。「夜深けて、暗灯影薄く、只—の声遥かに、時刻を報ずるを聞くのみ」〈竜渓・経国美談〉
げき‐たく【撃柝】
拍子木を打ち鳴らすこと。また、打ち鳴らす人。「夜番の—の音がきこえ出すと」〈梶井・冬の日〉
げきたく‐ばいばい【撃柝売買】
証券取引所で、昭和57年(1982)まで株式の特定銘柄の始め値と終わり値の決定に用いていた値段決定方法。複数の売り手と買い手とを相手に係員が適当と思う値段を唱えて仮の商いを進め、売買量が一致した...
こ‐びょうし【小拍子】
1 小刻みにとる拍子。 2 小ぶりの拍子木。上方落語で用いる。
しらせ【知らせ/報せ】
1 知らせること。また、その内容。通知。「合格の—を待つ」「悪い—が届く」 2 何か事が起こるような兆し。前兆。「不吉な—」「虫の—」 3 歌舞伎で、幕開きや舞台転換などのとき、その合図に打つ拍子木。
じばい‐き【地張い木】
地張い(地張り)のときに、布を板面に密着させてしわを伸ばすのに用いる、拍子木形の桜・樫(かし)などの木片。
たく【柝】
拍子木。また、拍子木を打つこと。「庫裏(くり)で夕食を知らせる—が鳴っている」〈倉田・出家とその弟子〉