ぎじょ【祇女】
平家物語に出てくる人物。祇王(ぎおう)の妹で、京都の白拍子(しらびょうし)。姉とともに嵯峨(さが)往生院にはいり、尼となった。ぎにょ。
ギャロップ【galop】
二拍子または四拍子で跳躍の動作がはいる輪舞。また、その曲。19世紀中ごろに流行。ガロップ。
ぎょうれつ‐さんじゅう【行列三重】
歌舞伎下座音楽の一。数人合奏の三味線に大拍子・双盤などの入るにぎやかなもの。大名の行列に使う。
クイックステップ【quickstep】
1 速歩。速足。 2 社交ダンスで、四拍子の速い踊り方。クイック。
くせ‐まい【曲舞/久世舞】
1 南北朝時代から室町時代に流行した芸能。鼓に合わせて謡いつつ、扇を持って舞ったもの。白拍子舞が母体といわれ、その音曲は謡曲に入って曲(くせ)となった。 2 幸若舞のこと。室町中期以降、幸若舞が...
くち‐びょうし【口拍子】
1 口で拍子をとること。また、その拍子。 2 言葉の調子のよさ。「—に乗る」
くどき【口説き】
1 くどくこと。また、その言葉。「—じょうず」「—に掛かる」 2 日本音楽で、楽曲の構成単位の一。 ㋐平曲で、素声(しらごえ)に近い単純な旋律をもつ曲節。また、それによって演奏される部分。 ㋑謡...
く‐びょうし【句拍子】
修辞法の一。同じ調子の句を、拍子をつけて続けること。「にっちもさっちも」「からりからりとから縁を通る」の類。
クラベス【(スペイン)claves】
拍子木状の2本の硬い材質の棒を打ち合わせ、乾いた響きを出す打楽器。もともとラテン音楽の楽器。
くり【繰り】
1 糸などを繰ること。 2 (ふつう「クリ」と書く)謡曲の節の一。基本的な音の中では最も高い音階名。 3 (ふつう「クリ」と書く)謡曲で、曲(くせ)の序章にあたる、拍子に合わない謡の部分。初めの...