ダンピング‐ファクター【damping factor】
音響機器で、低音再生に際し、音の過度の振動を減少させる制動係数。スピーカーのインピーダンスをアンプの出力インピーダンスで割った値。値が小さければ音の歯切れが悪く、大きければ制動のしすぎになる。
ちくおん‐き【蓄音機/蓄音器】
円盤レコードの溝に針を接触させ、録音した音を再生する装置。回転台・ピックアップ・サウンドボックスからなる。1877年、エジソンが発明。再生は、はじめ針の振動を機械的に増幅して振動板に伝える方式で...
チタンさん‐ジルコンさんえん【チタン酸ジルコン酸鉛】
チタン酸鉛とジルコン酸鉛からなる混晶。強誘電体の一つ。圧電効果を示し、代表的な圧電性セラミックスとして知られ、振動子、フィルター、センサーなどに利用される。ジルコン酸チタン酸鉛。PZT。
ちゅう‐じ【中耳】
外耳と内耳との間の部分。鼓室・耳管からなり、空気で満たされている。鼓室には耳小骨があって鼓膜の振動を内耳に伝え、耳管は咽頭(いんとう)に通じる。
ちょうおんぱ‐カッター【超音波カッター】
超音波で刃先を振動させることで、切断を容易にする工具。樹脂、ゴム、プラスチックなどを軽い力で切断することができる。
ちょうおんぱ‐せんじょう【超音波洗浄】
超音波による振動で、液体に浸した器具などの汚れを除去すること。通常、歯科器具、眼鏡、宝石などの洗浄には15キロヘルツから50キロヘルツ、半導体などに付着する微細な汚れの洗浄には1メガヘルツの周波...
ちょうおんぱ‐モーター【超音波モーター】
圧電素子に高周波を加えて1万ヘルツ以上の超音波で振動させ、素子の上にのせた回転子を回す方式のモーター。小型・軽量化が可能で、カメラなどの電子装置の駆動に利用。圧電モーター。ピエゾモーター。USM...
ちょうげん‐りろん【超弦理論】
《super string theory》素粒子を点ではなく振動・回転する弦(ひも)と考えて、重力相互作用・強い相互作用・弱い相互作用・電磁相互作用を統一的な枠組みで表すことを目指す統一理論。ハ...
ちょう‐ていしゅうは【超低周波】
周波数が非常に低いこと。また、その波動や振動。一般的に人間の耳に音として聞こえる可聴周波よりも低い、20ヘルツ以下の音波や弾性波を指す。
ちょうびさい‐こうぞう【超微細構造】
原子の発光スペクトルや吸収スペクトルに見られる小さい分裂した構造。電子の磁気モーメントと原子核の磁気モーメントの相互作用によって生じる。原子時計は、この構造に対応する、わずかに異なる二つのエネル...