しろ‐ふくろう【白梟】
フクロウ科の鳥。全長約60センチ。全身白色で、暗褐色の斑が入る。北半球のツンドラで繁殖し、主にネズミを捕食する。日本にはまれに冬鳥として渡来。《季 冬》
しんかてき‐ぐんかくきょうそう【進化的軍拡競争】
ある生物の適応が別の生物の適応を促し、互いの競争関係を通じて共進化すること。捕食者と被食者、寄生生物と宿主のような異なる種だけでなく、同種間においても性的対立などの競争関係がみられる。
しんじゅ‐たい【真珠体】
一部の植物の、花以外の茎や葉裏に形成される球状の栄養体。栄養が豊富な分泌液で満たされる。ハダニなどの食害を防ぐため、ハダニを捕食する天敵をおびきよせる役割があるとされる。オクラ・ヤブカラシ・ブド...
じ‐むぐり【地潜】
ナミヘビ科の爬虫(はちゅう)類。日本特産の無毒の蛇。全長0.8〜1.2メートル。背面は灰褐色または赤褐色で、腹面に黒斑が市松模様に並ぶ。胴部に小黒点が散在する。低山地の森林や耕地に多く、野ネズミ...
スカンク【skunk】
1 イタチ科スカンク亜科の哺乳類の総称。猫大で、尾がふさふさしている。体は黒色だが白の警戒色をもち、身を守るとき、逆立ちして肛門腺から悪臭の強烈な液体を出す。動作は遅く、昆虫などを捕食する。南・...
せいしょく‐れんさ【生食連鎖】
食物連鎖において、生きている動植物が捕食などで栄養利用されること。腐食連鎖よりも機会が少ない。→寄生連鎖 [補説]人の食事の場合、収穫・屠畜・調理などを経て動植物は生きた状態でないが、腐敗・分解...
せいぶつ‐ポンプ【生物ポンプ】
海洋において、生物が担う海面から海底への炭素輸送のこと。海面付近で光合成をする植物プランクトン、またはそれらを捕食する動物プランクトンが、自身の遺骸や糞(ふん)として沈降し、炭素を含む有機物が海...
せんたく‐あつ【選択圧】
生物の進化において、ある形質をもつ生物個体にはたらく自然選択の作用。環境条件や他種との競合、天敵による捕食などによって生じる。淘汰圧。
たいこ‐うち【太鼓打】
半翅(はんし)目タイコウチ科の昆虫。池沼にすむ。体長約3.5センチで、体は土色、紡錘形で平たく、腹端に長い呼吸管をもつ。前脚は鎌(かま)状で、小魚・昆虫などを捕食する。水中からつまみ出すと、前脚...
たま‐ばえ【癭蠅】
双翅(そうし)目タマバエ科のハエの総称。体は蚊を小さくしたような大きさ。細長い脚と幅広い翅(はね)をもつ。幼虫が植物に寄生して虫こぶをつくるもの、植物の葉を巻くもの、アブラムシ・ダニなどを捕食す...