か・ける【掛ける/懸ける】
[動カ下一][文]か・く[カ下二] 1 ㋐高い所からぶらさげる。上から下にさげる。垂らす。「すだれを—・ける」「バッグを肩に—・ける」 ㋑目につくように高い所に掲げる。「看板を—・ける」「獄門に...
かけ‐わた・す【掛(け)渡す/架(け)渡す】
[動サ五(四)] 1 こちらから向こうへ渡して、かける。「小川に丸太を—・す」 2 一面にかける。かけつらねる。「御簾青やかに—・して」〈源・蛍〉
か‐しゃく【掛錫/挂錫】
《錫杖(しゃくじょう)を僧堂の壁に掛ける意》行脚の禅僧が、僧堂に滞在し修行すること。転じて、僧堂に籍をおいて修行すること。掛搭(かた)。→飛錫(ひしゃく)
か‐た【掛搭/挂搭】
「掛錫(かしゃく)」に同じ。
か‐とう【掛搭】
「掛錫(かしゃく)」に同じ。
か‐ら【掛絡/掛羅/掛落】
《身に掛け絡(まと)うものの意》 1 ㋐主に禅僧が用いる、方形の小さな略式の袈裟(けさ)。五条の袈裟の変形で、両肩から胸の前に垂れるようにまとう。掛子(かす)。 ㋑㋐につけてある象牙の輪。 2 ...
がかり【掛(か)り】
[接尾] 1 名詞に付く。 ㋐その物事に似たようすである意を表す。「芝居—」 ㋑そのものに依存する意を表す。「親—の身」 2 日数・人数などを表す言葉に付いて、それだけの時間・人手を要する意を表...
がけ【掛(け)/懸(け)】
[接尾] 1 名詞に付く。 ㋐それを身につけている意を表す。「たすき—」「ゆかた—」 ㋑(「心」あるいはそれに類する語に付いて)心の中にいつもあることを抱いている意を表す。「心—」「思い—ない」...
けい‐かん【挂冠/掛冠】
[名](スル)《「挂」は掛けるの意》官職を辞めること。辞職すること。致仕(ちし)。かいかん。 [補説]後漢の逢萌(ほうぼう)が王莽(おうもう)に仕えることを潔しとせず、冠を解いて東都の城門に掛け...
け‐しゃく【掛錫/挂錫】
修行僧が行脚(あんぎゃ)の途中で他の寺にとどまること。かしゃく。