じじつ‐しん【事実審】
訴訟事件の法律問題だけではなく、事実問題をも併せて審理・認定する審級。第一審および控訴審。→法律審
じょうきゅう‐さいばんしょ【上級裁判所】
上級審の裁判所。第一審の地方裁判所に対し、控訴審にあたる高等裁判所など。
じょう‐こく【上告】
[名](スル)訴訟法上、控訴審の判決に対し、憲法解釈の誤りなどを理由に、その変更を求めるための上訴。例外的には、控訴審の省略される跳躍上告があり、また高等裁判所が第一審裁判所の場合にも上告するこ...
じょうこく‐りゆうしょ【上告理由書】
民事訴訟で控訴審の判決に不服があり上告する際、上告状に上告理由を記載しなかった場合に、所定の期日以内に上告理由を記載して原裁判所(控訴審裁判所)に提出する書面。→上告趣意書
じょう‐そ【上訴】
[名](スル) 1 上の者に訴えること。 2 未確定の裁判について上級裁判所にその再審理を求める不服申し立て方法。控訴・上告・抗告の3種類がある。これによって裁判の確定が妨げられ、事件は上級審に...
そしょう‐とうじしゃ【訴訟当事者】
訴訟において、裁判所に対して裁判権の行使を求める者、およびその相手方。民事訴訟では、原告と被告、控訴人と被控訴人、上告人と被上告人など。刑事訴訟では、検察官と被告人。
だいに‐しん【第二審】
第一審の判決に対して控訴があった場合に、控訴裁判所の行う審理。控訴審。
ちてきざいさん‐こうとうさいばんしょ【知的財産高等裁判所】
知的財産についての訴訟を専門的に扱う裁判所。特許庁の下した審決に対する不服申し立ての第一審、特許権・実用新案権・著作権などの民事訴訟の控訴などを担当する。昭和25年(1950)設置の東京高等裁判...
ちょうやく‐じょうこく【跳躍上告】
1 民事訴訟法上、訴訟当事者が上告をする権利を留保して、控訴はしない旨の合意をしたときに、第一審の終局判決に対して直接なされる上告。事実問題に争いがなく、法律問題について不服がある場合に認められ...
に‐しん【二審】
一審の判決に対して、不服申し立てのあったときに行われる第二段階の審理。控訴審。第二審。→審級