鰯(いわし)の頭(あたま)も信心(しんじん)から
イワシの頭のようなつまらないものでも信心する人には尊く思われる。物事をかたくなに信じる人を揶揄(やゆ)するときなどにもいう。
おともだち‐ないかく【御友達内閣】
内閣総理大臣が自分に近しい議員を多く登用して組織した内閣を揶揄していう語。平成18年(2006)の第一次安倍晋三内閣に対してマスメディアが用いた。
かすみがせき‐ぶんか【霞が関文化】
慣例を守って改めようとせず、予算を手に政治家・業界と癒着して権限を一手に握ろうとする中央官庁の官僚気質を揶揄する言い方。→永田町文化
か‐べ‐す
歌舞伎などの芝居小屋で、菓子・弁当・鮨(すし)のこと。江戸時代から大正期まで、芝居茶屋に立ち寄らない中等の客は、この三品だけを取り寄せる習慣であった。そのため、質素な客を揶揄(やゆ)する語として...
からか・う
[動ワ五(ハ四)] 1 相手が困ったり怒ったりするようなことをしておもしろがる。揶揄(やゆ)する。「子供を—・う」 2 負けまいとして張り合う。争う。また、葛藤(かっとう)する。「心に心を—・ひ...
かんせい‐しゅんとう【官製春闘】
春闘の労使間交渉に政府が介入することを揶揄(やゆ)していう語。 [補説]平成25年(2013)、政府が政労使会議を開き、経済界に賃金の引き上げを要請。これを反映する形で高水準のベースアップが行わ...
がいねん‐ほうがく【概念法学】
制定法の無欠陥性と論理的完結性とを仮定し、法令の条文を忠実に検討し、法概念の体系を形式論理によって構成することを法学の任務とする立場。19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧州で主流であった法学傾...
げんしりょく‐むら【原子力村】
原子力産業の推進に積極的な組織や関係者を揶揄(やゆ)して言う語。原子力発電所を運用する電力会社や原子炉メーカーなどの原子力関連企業、原子力政策を担当する政府機関、原子力技術の利用に肯定的な政治家...
げんりしゅぎ‐しゃ【原理主義者】
1 原理主義の立場をとる人。 2 原理原則だけを唱え、かたくなで融通の利かない者を揶揄(やゆ)していう語。
ごきぶり‐ていしゅ【蜚蠊亭主】
やたらと台所に入りこみたがる夫を揶揄(やゆ)していう語。また、夜中に台所でこっそり食べ物をさがす夫のこと。