まか【摩訶】
《(梵)mahāの音写。大・多・勝の意》仏語。優れていること。大きいこと。偉大なこと。他の語や人名の上に付いて美称として用いることも多い。「—毘盧遮那(びるしゃな)」
まか‐えん【摩訶衍】
《(梵)mahāyānaの音写》「大乗(だいじょう)1」に同じ。
まか‐から【摩訶迦羅】
《(梵)Mahākālaの音写》大黒天。
まかしかん【摩訶止観】
中国、隋代の仏教書。10巻。智顗(ちぎ)の教説を弟子の灌頂(かんじょう)が筆録。594年成立。天台三大部の一。天台宗の修行法である観心を体系的に説いたもの。天台摩訶止観。天台止観。止観。
まか‐ふしぎ【摩訶不思議】
[名・形動]非常に不思議なこと。また、そのさま。「なんとも—な事件だ」
まか‐まんじゅしゃげ【摩訶曼珠沙華】
天上に咲くという赤い大きな蓮華(れんげ)。
まか‐まんだらげ【摩訶曼陀羅華】
天上に咲くという白い大きな蓮華(れんげ)。
マガダ【Magadha】
インドのガンジス川中流域、現在のビハール州南部の古称。また、同地方に興った古代王国。前6〜前5世紀から栄え、ガンジス川流域を支配。仏教・ジャイナ教が発祥。前4世紀に興ったマウリヤ朝のアショカ王は...
マハーバーラタ【(梵)Mahābhārata】
古代インドの大叙事詩。18編、10万頌。口伝であったバラタ族の二王族間の戦いの物語が、4世紀ごろにまとめられたものという。神話・伝説・宗教・哲学・法律・道徳などに関する多数の挿話を収める。 [補...