ぎ‐こっかい【擬国会】
明治23年(1890)帝国議会開設後に、民間で開かれた模擬国会。
ぎこてん‐しゅぎ【擬古典主義】
1 古典芸術を規範とする文学・芸術上の傾向。西欧の啓蒙主義文学などにみられるが、その伝統的形式性にこだわり、内容の浅薄な模倣に終わる傾向もあった。擬古主義。→古典主義 2 明治20年代、西鶴らの...
ぎこ‐ぶん【擬古文】
古い時代の文体にならって書いた文章。特に、江戸中期から明治時代にかけて、国学者などが、主に平安時代の和歌や仮名文を模範にして書いた文章をいう。
ぎこ‐ものがたり【擬古物語】
平安時代の物語を模倣して、鎌倉時代に作られた物語。「源氏物語」の模倣が著しく、独創性に乏しい。「住吉物語」「松浦宮(まつらのみや)物語」「石清水(いわしみず)物語」「苔の衣」など。
ぎ‐さく【擬作】
1 似せて作ること。また、その作品。 2 詩会・歌会に備えて前もって詩歌を作っておくこと。また、その詩歌。「然るべき時名をあげたる歌は、多くは—にてありけるとかや」〈無名抄〉
ぎ‐し【擬死】
動物が、敵に襲われるなどの急激な刺激に対して、反射的にとる不活動状態。甲虫などでみられる。
ぎ‐しょう【擬傷】
地上に巣を作る鳥が、傷を負って飛べないでいるかのような動作をして侵入者の注意を引き、卵やひなから遠ざけようとする行動。
ぎ‐しょく【偽色/擬色】
《false color》デジタルカメラでの撮影画像に生じる、撮影対象に本来ないはずの色。明暗差が激しい色の境目などで生じることが多い。
ぎ‐じ【擬餌】
1 釣りで、生き餌(え)の代わりに用いる、それに色や形を似せて作ったもの。擬似餌(ぎじえ)。 2 「擬餌針(ぎじばり)」の略。
ぎ‐じ【疑似/擬似】
[名](スル) 1 本物によく似ていてまぎらわしいこと。また、そのもの。「—コレラ」 2 そっくりまねをすること。「妄(みだり)に洋客の口気を—するの論なり」〈吉岡徳明・開化本論〉