あげは‐もどき【擬鳳蝶蛾/揚羽擬】
鱗翅(りんし)目アゲハモドキガ科のガ。翅(はね)の開張6センチくらい。ジャコウアゲハに似て全体に黒色、後ろ翅に赤黄色の斑紋がある。
あゆ‐もどき【鮎擬】
ドジョウ科の淡水魚。全長12センチくらい。鮎に似るが、口に6本のひげをもつ。琵琶湖・淀川と岡山県下の河川に生息。天然記念物。うみどじょう。
あり‐もどき【擬蟻/蟻擬】
外見がアリに似る甲虫。サツマイモに食い入るアリモドキゾウムシ、松の害虫を捕食するアリモドキカッコウムシなど。
うめ‐もどき【梅擬】
モチノキ科の落葉低木。山地に自生。葉は梅に似て、葉脈上に毛が密生する。雌雄異株。6月ごろ、淡紫色の花をつける。小さな実は熟すと赤く、落葉後も残るので雌木は庭によく植えられる。実の白いものをシロミ...
ぎ【擬】
[常用漢字] [音]ギ(呉)(漢) [訓]はかる なぞらえる まがい もどき 1 どうしようかとはかり考える。思案する。「擬議」 2 他のものと引き比べてみる。本物らしく似せる。なぞらえる。「擬...
くろ‐うめもどき【黒梅擬】
クロウメモドキ科の落葉低木。山地に自生。枝の先はとげになり、葉は卵形で先がとがる。雌雄異株で、夏、淡黄色の小花が集まってつく。果実は黒く熟し、緩下薬に用いる。
くわ‐もどき【桑擬】
オオブタクサの別名。
さそり‐もどき【蠍擬】
蛛形(ちゅけい)綱サソリモドキ科の節足動物。体長4センチくらいで黒褐色。サソリに似るが、尾端に長いむち状の突起をもち、毒はないが悪臭を放つ。九州南部・沖縄に分布。むちさそり。
サフラン‐もどき【サフラン擬】
ヒガンバナ科の多年草。葉は5、6枚が叢生(そうせい)する。夏に数本の花茎を出し、桃色のサフランに似た花が咲く。南アメリカ熱帯の原産。ゼフィランサス。
じゅん‐ぎ【準擬】
他のものを手本にしてまねること。また、仮に他のものに見立てること。「太玄経と云へるは、悉皆周易—して、作ると云ふか」〈中華若木詩抄・下〉