サクリファイス
(犠牲)柳田邦男によるノンフィクション。副題「わが息子・脳死の11日」。平成7年(1995)刊行。自殺を図った息子の脳死から腎提供に至る11日間を記録した作品。著者には本作を含むノンフィクショ...
匙(さじ)を投(な)・げる
《薬を調合するさじを投げ出す意から》医者が、これ以上治療法がないとして病人を見放す。また、救済や解決の見込みがないとして、手を引く。「名医も—・げるほどの難病」
さんぎょう‐くみあい【産業組合】
明治33年(1900)産業組合法によって設立された協同組合。信用・販売・購買・利用の4種があり、資力の弱い中小生産者・農民の保護と救済を目的とし、特に農村で発達した。第二次大戦後は各種の協同組合...
さん‐けん【三賢】
ある分野で、三人のすぐれた人。書道の小野道風・藤原佐理(ふじわらのすけまさ)・藤原行成、連歌の二条良基・救済(ぐさい)・周阿など。
産(さん)を傾(かたむ)・ける
1 財産を失う。「日ごとの遊興で—・ける」 2 ある事に全財産を差し出す。「難民救済に—・ける」
ざおう‐ごんげん【蔵王権現】
修験道における最高の礼拝対象で、金峰山寺(きんぷせんじ)蔵王堂の本尊。役(えん)の行者が金峰山で衆生救済のために祈請して感得したと伝える。像は右足を高く踏み上げ、右手に三鈷杵(さんこしょ)を振り...
ザンクトヤコプ‐だいせいどう【ザンクトヤコプ大聖堂】
《Dom Sankt Jakob》オーストリア西部チロル州の州都、インスブルックの旧市街にある同地方を代表するバロック様式の大聖堂。18世紀にゴシック様式からバロック様式に改築。主祭壇上部にドイ...
しぞく‐じゅさん【士族授産】
秩禄処分によって職を失った士族の救済のためにとられた明治政府による一連の政策。農・工・商業への転職の推進、官林荒蕪(こうぶ)地の安価での払い下げ、北海道移住の奨励など。
しつぎょう‐たいさく【失業対策】
国・地方公共団体が、失業者を救済するために事業を行うこと。失対。
しつげん【湿原】
加賀乙彦の長編小説。昭和60年(1985)刊。大学紛争の激化した1960年代末を時代背景に、冤罪(えんざい)事件との戦いと魂の救済を描く。第13回大仏次郎賞受賞。