あくせん‐くとう【悪戦苦闘】
[名](スル) 1 強敵に対して非常に苦しい戦いをすること。 2 困難な状況の中で、苦しみながら努力すること。「少ない予算で—する」
あくちも切(き)れぬ
世間知らずの、年少の者をあざけっていう語。「—ぶんざいで、矢を望まんとは不敵不敵」〈浄・矢口渡〉
あく‐やく【悪役】
1 映画や芝居などの悪人の役。敵役(かたきやく)。悪形(あくがた)。 2 (比喩的に)人に憎まれる役回り。「—にまわる」
あさ‐がけ【朝駆け/朝駈け】
[名](スル) 1 朝早く馬を走らせること。 2 朝早く不意に敵陣を襲うこと。⇔夜討ち。 3 新聞記者などが、朝早く予告なしに取材先に出向くこと。「夜討ち—の取材」 4 物事の容易なことのたとえ...
あざむ・く【欺く】
[動カ五(四)] 1 言葉巧みにうそを言って、相手に本当だと思わせる。言いくるめる。だます。「敵を—・く」「まんまと—・く」 →騙(だま)す[用法] 2 (「…をあざむく」の形で)…と負けずに張...
あじゃら【戯】
おどけ。たわむれ。冗談。かりそめ。「—が誠になるわいな」〈伎・幼稚子敵討〉
あた・む【仇む】
[動マ四]敵視する。恨む。憎む。「この監(げん)に—・まれては、いささかの身じろきせむも、所せくなむあるべき」〈源・玉鬘〉
あた・る【当(た)る/中る】
[動ラ五(四)] 1 物事や人が直面、接触する。 ㋐動いて来たものがぶつかる。また、動きのあるものが触れる。「ボールが顔に—・る」「雨がフロントガラスに—・る」 ㋑断続的に触れる。さわる。「堅い...
あだ【仇/寇】
《室町時代までは「あた」》 1 仕返しをしようと思う相手。敵。かたき。「親の—を討つ」 2 恨みに思って仕返しをすること。また、その恨み。「恩を—で返す」 3 害をなすもの。危害。「親切のつもり...
あだ・する【仇する/寇する】
[動サ変][文]あだ・す[サ変]《「あたする」とも》 1 害を及ぼす。また、損なう。「人に—・する猿」「罪なきを—・すれば、忽ちに現罰あるか」〈開目鈔〉 2 敵対する。また、攻め入る。「こは—・...