おんなのいっしょう【女の一生】
《原題、(フランス)Une Vie》モーパッサンの長編小説。1883年刊。純真な女主人公ジャンヌの結婚生活にかけた夢が、夫の裏切り、息子の放蕩(ほうとう)によって打ち砕かれていく幻滅の一生を描...
おんなのやど【女の宿】
佐多稲子の小説。昭和38年(1963)発表。同年、第2回女流文学賞受賞。
オールト‐の‐くも【オールトの雲】
太陽から約1光年の所を球状に取り囲んでいる、小惑星や氷・ちりなどが多く存在する領域。1950年にオランダの天文学者ヤン=オールトが提唱したが、観測では実証されていない。重力散乱で外惑星によっては...
オールドコーナー‐しょてん【オールドコーナー書店】
《Old Corner Book Store》米国マサチューセッツ州、ボストンの中心部にある歴史的建造物。19世紀中頃、エマソン、ホーソン、ロングフェローら当時のアメリカを代表する文学者が集った...
オーロラのしたで【オーロラの下で】
戸川幸夫による児童文学作品。北の大地を舞台に、オオカミ犬バルトーの活躍を描いた動物小説。昭和50年(1975)刊行。平成2年(1990)には、日ソ合作による映画化作品が公開された。
かい【界】
1 区切り。境(さかい)。仕切り。「—を接する」 2 限られた社会や範囲。多く接尾語的に用いる。「社交—」「文学—」 3 《(梵)dhātuの訳。部類・要素・基礎などの意》仏語。 ㋐人間存在の構...
かいきょう【海峡】
赤江瀑の長編小説。昭和58年(1983)刊行。翌昭和59年(1984)、短編「八雲が殺した」とあわせ第12回泉鏡花文学賞を受賞。
かいごにゅうもん【介護入門】
モブ・ノリオの小説。寝たきりの祖母を介護した作者の実体験をもとにした私小説。平成16年(2004)、第98回文学界新人賞、第131回芥川賞受賞。
かい‐さく【改作】
[名](スル)作りかえること。特に、文学作品に修正を加え、新しいものに作りなおすこと。また、その作品。「若いころの脚本を—する」
かいず【海図】
田久保英夫の短編小説。昭和55年(1980)「新潮」誌に発表。同名の作品集は昭和60年(1985)刊行。妻子と別居し、若い女と暮らす作家を主人公とする七つの短編が絡み合い、一つの物語をなす。昭和...