さいかいげんしりょくはつでんしょ【西海原子力発電所】
井上光晴の小説。昭和61年(1986)、文芸誌「文学界」7・8月号に掲載。閉鎖的な過疎の町を舞台に、原子力発電所の危険性と地域経済依存の葛藤を描く。
さい‐じん【才人】
[名] 1 頭がよく、学問・芸能にすぐれた人。才子。 2 昔、中国で、文芸・歌舞をもって後宮に仕えた女官。 [形動ナリ]頭の働きが早く、気がきくさま。また、抜けめのないさま。「おまへの所の嫁...
さいとうもきちノート【斎藤茂吉ノオト】
中野重治による文芸評論。初版は昭和16年(1941)刊行、増補新版は昭和18年(1943)の刊行。
さがのあまものがたり【嵯峨の尼物語】
宮崎三昧の小説。明治22年(1889)、文芸誌「都の花」に発表。
さくしゃのかんそう【作者の感想】
広津和郎による文芸評論集。大正9年(1920)刊行。
さっか【作家】
文芸同人誌。小谷剛により昭和23年(1948)創刊。平成3年(1991)廃刊。その後、有志により創刊された「季刊作家」が同誌を継承。
さっかろん【作家論】
正宗白鳥による文芸評論。昭和16年(1941)から昭和17年(1942)に創元社から2冊で刊行。昭和7年(1932)に中央公論社から刊行された「文壇人物評論」を増補・改訂したもの。
さむらい【侍】
遠藤周作の長編小説。ローマ法王に親書を届けるため海を渡ったある下級武士を描いた歴史小説。昭和55年(1980)年刊行。同年、第33回野間文芸賞受賞。
さんげ【散華】
高橋和巳の小説。昭和38年(1963)「文芸」誌に発表。
ザンボア【朱欒】
文芸雑誌。明治44年(1911)11月から大正2年(1913)5月まで19冊刊。北原白秋編集。後期浪漫派の活躍の場となった。大正7年1月発刊の改題誌「ザムボア」は同年9月で廃刊。