ゆわ・う【結はふ】
[動ハ四]《動詞「ゆう」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》しばる。むすぶ。ゆう。「鉄の鎖を以て酒の君を—・ひて」〈仁徳紀〉
[動ハ下二]「ゆわえる」の文語形。
よう‐だ・つ【用立つ】
[動タ五(四)]役に立つ。間に合う。「進んで—・とうとした小息子(こむすこ)を」〈若松訳・小公子〉
[動タ下二]「ようだてる」の文語形。
よ・く【避く】
[動カ四]「よける」に同じ。「秋風にさそはれわたる雁がねはもの思ふ人の宿を—・かなむ」〈後撰・秋下〉
[動カ上二]「よける」に同じ。「玉川の人をも—・きず鳴く蛙このゆふかげはをしくやはあらぬ...
よく・す【浴す】
[動サ五]「よく(浴)する」(サ変)の五段化。「菖蒲(しょうぶ)湯に—・す」「初夏の陽光に—・す」「先師の学恩に—・す」
[動サ変]「よく(浴)する」の文語形。
よこ‐た・う【横たふ】
[動ハ四]横になっている。横たわる。「荒海や佐渡に—・ふあまの川」〈奥の細道〉
[動ハ下二]「よこたえる」の文語形。
よご・る【汚る】
[動ラ下二]「よごれる」の文語形。
よじ・る【捩る】
[動ラ五(四)]ねじってまげる。ねじる。「針金を—・る」「からだを—・って笑う」 [可能]よじれる
[動ラ下二]「よじれる」の文語形。
よ・す【寄す】
[動サ四]近づける。近よらせる。「庭に立つ麻手小衾(こぶすま)今夜(こよひ)だに妻—・しこせね麻手小衾」〈万・三四五四〉
[動サ下二]「よせる」の文語形。
よ・ず【攀づ】
[動ダ上二]「よ(攀)じる」の文語形。
よそ・う【寄ふ/比ふ】
[動ハ下二]「よそえる」の文語形。