すて‐ぶみ【捨(て)文】
1 「捨て訴(そ)」に同じ。 2 自分の意見や他人の秘密を記し、道などに捨てておく無署名の文書。落書(らくしょ)。落とし文。 3 心のこもらない、あいさつだけの手紙。「いかなこと、—一つもやらず...
すみくち‐しょうもん【済み口証文】
江戸時代の訴訟で、訴えを起こした後で和解が成立したとき、役所へ提出した証文。内済(ないさい)証文。
ず‐もん【誦文】
《「ず」は「じゅ」の直音表記》呪文(じゅもん)を唱えること。また、その文句。「はなひて—する」〈枕・二八〉
せい‐ぶん【成文】
文章として書き表すこと。また、書き表したその文章。
せい‐ぶん【正文】
1 説明・注釈などの注文(ちゅうぶん)に対して、文書の本文。 2 条約が数か国で作成される場合、条文解釈上のよりどころとされる特定の国語の文。国連憲章では、中国語・フランス語・ロシア語・英語・ス...
せい‐ぶん【省文】
1 文章の文字や文句を省略すること。また、省略した文字や文句。 2 漢字の字画を省略すること。また、字画を省略した漢字。仏(佛)・体(體)の類やヨヨ(縁覺)・ササ(菩薩)など。省字(せいじ)。略...
せい‐ぶん【聖文】
きわめて秀れた文徳。天子の文徳。
せい‐もん【誓文】
1 神にかけて誓う言葉。また、それを記した文書。起請文(きしょうもん)。誓紙。 2 相愛の男女が心変わりをしないことを誓って取り交わす文書。多く、遊女と客の間で交わされた。誓紙。 3 (副詞的に...
せきとく‐ぶん【尺牘文】
手紙文。
せき‐ぶん【石文】
碑・瓦・甎(せん)などに刻まれた文。