よしのくまの‐こくりつこうえん【吉野熊野国立公園】
奈良・三重・和歌山の3県にまたがる国立公園。吉野山・大峰山・大台ヶ原山・熊野川・熊野灘・潮岬などが含まれ、熊野信仰や南朝の史跡が多い。
よしの‐ぐさ【吉野草】
桜の別名。
よしの‐げんざぶろう【吉野源三郎】
[1899〜1981]ジャーナリスト。東京の生まれ。岩波書店に勤務し、岩波新書や雑誌「世界」を創刊。護憲・平和運動に尽力したことでも知られる。著作に「君たちはどう生きるか」など。
よしの‐ごおり【吉野氷】
吉野葛(よしのくず)に砂糖を加え、煮詰めて固めた菓子。白くて氷に似る。
よしの‐さくぞう【吉野作造】
[1878〜1933]政治学者。宮城の生まれ。東大教授。民本主義を唱え、普通選挙の実施、政党内閣制などを主張し、また軍閥を攻撃。大正デモクラシーの理論的指導者。のち、「明治文化全集」を編集。
よしの‐ざくら【吉野桜】
1 吉野山に咲くヤマザクラ。 2 ソメイヨシノの別名。
よしの‐しずか【吉野静】
ヒトリシズカの別名。《季 春》 [補説]曲名別項。→吉野静
よしのしずか【吉野静】
謡曲。三番目物。観阿弥作。義経記に取材。源義経の吉野落ちの際、静御前は佐藤忠信と図り、追っ手の衆徒たちの前で法楽の舞をまい、その間に義経一行を逃す。
よしのしゅうい【吉野拾遺】
室町時代の説話集。2巻または3巻。作者・成立年ともに未詳。延元元年=建武3年(1336)から正平13年=延文3年(1358)に至る23年間の、南朝関係の人物の逸話を集めたもの。
よしのしゅういめいかのほまれ【吉野拾遺名歌誉】
依田学海、川尻宝岑の合作による歌舞伎の戯曲。活歴劇。明治19年(1886)発表。