こびき‐ちょう【木挽町】
東京都中央区銀座にあった地名。木挽き職人が多く住んだところからの名。江戸時代の劇場街で、現在も歌舞伎座がある。 歌舞伎座の通称。
こびきちょう‐かのう【木挽町狩野】
江戸幕府の奥絵師、狩野派四家の一。狩野尚信に始まり、木挽町に居を定めたのでこの名がある。
こびきちょうのあだうち【木挽町のあだ討ち】
永井紗耶子の小説。令和5年(2023)刊行。江戸時代の芝居小屋を舞台に、仇討ち騒動とその真相を描く。第169回直木賞受賞。
こ‐ぶか・い【木深い】
[形][文]こぶか・し[ク]樹木が生い茂っているさま。「—・い病院の一室」〈三重吉・小鳥の巣〉
こ‐ま【木間】
木と木の間。このま。「うちなびく春ともしるくうぐひすは植ゑ木の—を鳴き渡らなむ」〈万・四四九五〉
こ‐まい【木舞/小舞】
1 壁の下地として、縦横に組んだ竹や細木。 2 垂木(たるき)の上に横に渡し、屋根裏板・杮板(こけらいた)などを受ける細長い材。
こまい‐かき【木舞掻き】
壁の下地にする木舞を組むこと。また、その職人。
こまい‐かべ【木舞壁】
木舞で下地を作り、その上を土または漆喰(しっくい)で塗って仕上げた壁。
こまい‐ぬき【木舞貫】
木舞壁の芯(しん)に用いる貫。
こ‐まくら【木枕】
木製の枕。きまくら。