こくど【国土】
東野辺薫の小説。昭和16年(1941)東京日日新聞の懸賞小説に入選、同年「サンデー毎日」誌に掲載された、著者のデビュー作。
こくみんしんぶん【国民新聞】
明治23年(1890)徳富蘇峰(とくとみそほう)が創刊した日刊新聞。平民主義の立場から、しだいに国家主義に転じた。昭和17年(1942)「都(みやこ)新聞」と合併し、「東京新聞」となった。
こ‐ぐみ【小組(み)】
1 小さく組むこと。また、小さく組んだもの。 2 新聞で、記事ごとに組んだ組み版。
こしもと‐ひさし【腰本寿】
[1894〜1935]野球選手・監督。ハワイの生まれ。慶大の内野手として活躍後、大阪毎日新聞社に入社し、大毎球団の主将となる。大正15年(1926)母校の慶大監督に就任。黄金時代を築いた。
こ‐しんぶん【小新聞】
1 明治前期に発行された小さな紙面の新聞。総ふり仮名の平易な文章で、世間で起こった事件や花柳界のうわさなどを載せ、一般大衆を読者対象とした。→大(おお)新聞 2 発行部数の少ない、勢力のない新聞。
こ‐ぞく【孤族】
世間との接触もなく身内とのつながりも切れて、ただ一人で暮らす人をいう。 [補説]平成22年(2010)12月末、朝日新聞の特集記事での造語。
こっけい‐しんぶん【滑稽新聞】
宮武外骨発行の新聞。明治34年(1901)大阪で創刊。政治家や権力者を痛烈に風刺し庶民の人気を博するが、関係者の入獄や罰金刑を繰り返し受け、明治41年(1908)廃刊。
ことばのうみをゆく【ことばの海をゆく】
国語学者、辞書編纂者の見坊豪紀によるエッセー。現代の日本語の変化について、長年にわたって新聞・雑誌・単行本から採集した豊富な用例とともに綴る。昭和51年(1976)刊行。
ことりのす【小鳥の巣】
鈴木三重吉の小説。明治43年(1910)国民新聞に連載。大正元年(1912)刊行。初版の表記は「小鳥乃巣」。
こどものしき【子供の四季】
坪田譲治の小説。昭和13年(1938)、都新聞に連載。翌昭和14年(1939)、第2回新潮社文芸賞を受賞。「お化けの世界」に続くシリーズのひとつ。